フルMVMOが凄い!IoT拡大し快適生活とサービス向上の真相
モノとインターネットをつなげるIoTを運用するには通信が重要です。
コストを抑えたサービスで期待されているのが、リードMVNOとして活躍してきたIIJのSIMソリューションです。
Mobile Virtual Network Operatorとは、仮想移動体通信事業者のことを指す。
携帯電話会社から通信回線を借り受け、通信サービス料金の安い「格安SIM」などの特色あるプランを提供する事業者です。
2018年3月からは、NTTドコモ網を利用する国内初の「フルMVNO」サービスをスタートしました。
フルMVNOになると、どのようなサービスを享受できるのか気になります。
一つは、多様なネットワークとの連携です。
従来のMVNOでは、MNO(Mobile Network Operator)が設定したネットワークの範囲でしか利用できなかった。
しかし、フルMVNOは独立した通信事業者として国内外を問わず自由なネットワークを活用できるようになる。
自前で加入者の管理機能を構築でき、柔軟な料金プラン設定が可能になる。
フルMVNO以前は、MNOが運用する加入者管理機能でサービスを提供して、MNOのシステムに応じてSIMカードの開通時から課金が発生していた。
これらSIMの開閉機能がMNOから解放されたことで、柔軟な契約体系を考えられるようになった。
そして、もう一つが、独自SIMの製造が可能になった。
MNOから貸与されたSIMカードの形状にとらわれず自由に開発・調達ができるため、多様なSIMラインアップを展開できるようになりました。
IIJの独自性はまさにこの、SIM自体の幅広さにある。
これまでのSIMカードの加えて、機器組み込み型の「チップSIM」、通信モジュールにSIM機能を実装した「SoftSIM」を提供しています。
これは、IoTサービスの開発に取り組む人々にとっては、非常にエポックメイキングな進化だといえます。
MVNOの事業者は、低価格競争で頑張っていても持続しにくいです。
MVNOには通信コネクティビティ―とアプリケーションの階層で戦うことが求められている。
法人×IoTでのニーズを取り込むのは有意義です。
そして、IoTの中で期待されるフルMVNOの強みはeSIMとも言われています。
これを考慮するとIIJのマーケティング戦略を検証すると様々な方向性を想定できます。
EarPodsやApple TV、アレクサやスマートリモコン、スマート電源タップ、hueなどを使って、様々なものをネットワーク化し、スマートフォンから操作できるようにしています。
フルMVNOで、どのように機器が連携した結果として、どのような新しいサービスが生まれるのか興味深いです。
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