楽天・ドコモの価格戦争!2980円、5Gデータ使い放題など違いは何
携帯電話大手3社(3メガ=NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)は楽天の快進撃に危機感をもっていて、熾烈な顧客獲得が続いている。
値下げ圧力を強める菅政権は、どこまで値下げを強調するのでしょうか。
そんな中で、楽天モバイルは既存サービスの半額以下の「データ使い放題で月額2980円」で利用者を増やしている。
NTTドコモは、20ギガ(ギガは10億)バイトのデータ容量で月額2980円(税抜き)の新プラン「ahamo(アハモ)」を、2021年3月から提供すると発表した。
2980円としたのは、楽天モバイルを意識しているのは明らかです。
楽天は5Gどころか楽天回線エリアを使える地域すら限定されています。
そんな中でahamoの発表がありました。
そのため、楽天モバイルのメリット楽天市場でのポイント+1倍のみで、無料期間内に獲得したユーザーを失う可能性も否定できません。
少なくともカバー率96%で全国各地で使えるわけではない。
通信における「仮想化」とは、ハードウエアで処理してきた信号をソフトウエアで処理することです。
楽天モバイルの仮想化ネットワークは世界初の試みです。
仮想ネットワークのポイントは、ハードウェア部分を汎用製品で対応できることです。
その一方で、ソフトとハードの故障切り分けのオペレーションについてナレッジが課題になっててきます。
また電波干渉もある無線は、やたらめったら設置数を増やせば済む話ではありません。
調整しながら基地局の最適な設置場所を設計する必要もあります。
また5Gの28Ghz帯域のように直進性の高い無線は、建物の回り込みなど苦手なので、帯域特性によった設置の工夫も必要です。
ネットワーク機器ベンダーが技術方式を握る世界で、楽天モバイルは自前で完全仮想化でネットワークを作ったのは革命です。
5Gの基地局は電波特性から更に高密度にアンテナ設置が必要。
4Gのエリア化すら満足にできていない楽天には、難題となるのは目に見えている。
ドコモのahamoに続いて、KDDI、softbankも価格競争に追従することが予測される。
通信価格戦争は暫く予断を許さない状況が続くだろう。
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