クラウン終了の反響!トヨタのセダン販売不振の原因と背景
トヨタ自動車が、看板だった高級車「クラウン」について、セダンタイプの生産、販売の終了を検討していることが話題になりました。
1955年に初代が発売され、既に15代目。
トヨタだけでなく日本の高級セダンの筆頭となるほど地位になりましたが、以前ほど販売が振るわない。
国内の自動車市場では、SUVやミニバンの人気拡大によってセダンタイプの販売が低迷しています。
てこ入れが必要と判断したとみられたことで、セダンとして約70年の歴史に幕を下ろす公算が大きくなった。
「いつかはクラウン」といわれた高級車もそのあおりを受けたと考えられます。
トヨタは現行のクラウンの後継を2022年に発売する方針。
クラウン乗ってた人たちがはレクサスに乗り換えているのも思われます。
クラウンの乗り心地は良いしバランスも悪くない。
東京では感じませんが、地方の横道に入ると舗装が悪いところが多く、そういうところではクラウンの絶妙なセッティングは疲れなくていいです。
現行のクラウンが、劣るとは思いませんが、クラウンのデザインではない!という声も多いです。
レクサスも現行クラウンも上品さは感じられないという発言もあります。
どの車種も基本、若者向けにデザインされたような攻撃的で派手なエクステリアなので上品とはまた違うのかもしれません。
最近のクラウンに乗っている層がそもそもご年配の方ばかりですからそう見えるでしょう。
若者向けに合わせすぎていて方向性が定まらっていないという意見もあります。
年配者向けの重厚感あるデザインにすれば売れるとは断定できないが、クラウンの特徴と方向性を見誤ると売れなくなる。
クラウンはモデルチェンジを繰り返しても日本の道路や駐車場事情を考慮して、絶対車幅を考慮していたようです。
デザインを考えたらもっと横幅があるほうが好ましいが、これはトヨタの心意気とも思われます。
「セダン離れ」を理由に逃避するのではなくて、クラウンの原点回帰を試みてマーケティング戦略してほしいです。
この記事へのコメントはこちら