フルMVMOが凄い!IoT拡大し快適生活とサービス向上の真相

   2021/09/25

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モノとインターネットをつなげるIoTを運用するには通信が重要です。

コストを抑えたサービスで期待されているのが、リードMVNOとして活躍してきたIIJのSIMソリューションです。

Mobile Virtual Network Operatorとは、仮想移動体通信事業者のことを指す。

携帯電話会社から通信回線を借り受け、通信サービス料金の安い「格安SIM」などの特色あるプランを提供する事業者です。

2018年3月からは、NTTドコモ網を利用する国内初の「フルMVNO」サービスをスタートしました。

フルMVNOになると、どのようなサービスを享受できるのか気になります。

一つは、多様なネットワークとの連携です。

従来のMVNOでは、MNO(Mobile Network Operator)が設定したネットワークの範囲でしか利用できなかった。

しかし、フルMVNOは独立した通信事業者として国内外を問わず自由なネットワークを活用できるようになる。

自前で加入者の管理機能を構築でき、柔軟な料金プラン設定が可能になる。

フルMVNO以前は、MNOが運用する加入者管理機能でサービスを提供して、MNOのシステムに応じてSIMカードの開通時から課金が発生していた。

これらSIMの開閉機能がMNOから解放されたことで、柔軟な契約体系を考えられるようになった。

そして、もう一つが、独自SIMの製造が可能になった。

MNOから貸与されたSIMカードの形状にとらわれず自由に開発・調達ができるため、多様なSIMラインアップを展開できるようになりました。

IIJの独自性はまさにこの、SIM自体の幅広さにある。

これまでのSIMカードの加えて、機器組み込み型の「チップSIM」、通信モジュールにSIM機能を実装した「SoftSIM」を提供しています。

これは、IoTサービスの開発に取り組む人々にとっては、非常にエポックメイキングな進化だといえます。

 MVNOの事業者は、低価格競争で頑張っていても持続しにくいです。

MVNOには通信コネクティビティ―とアプリケーションの階層で戦うことが求められている。

法人×IoTでのニーズを取り込むのは有意義です。

そして、IoTの中で期待されるフルMVNOの強みはeSIMとも言われています。

これを考慮するとIIJのマーケティング戦略を検証すると様々な方向性を想定できます。

EarPodsやApple TV、アレクサやスマートリモコン、スマート電源タップ、hueなどを使って、様々なものをネットワーク化し、スマートフォンから操作できるようにしています。

フルMVNOで、どのように機器が連携した結果として、どのような新しいサービスが生まれるのか興味深いです。

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