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イーロン・マスクがアマゾン創業者のジェフ・ベゾスを抜いて世界No.1大富豪となったというニュースが話題になりました。

世界の長者番付が発表されるようになって、30年以上が経過しています。

かつては日本人が世界一の富豪だったということが信じられない。

フォーブス誌が世界長者番付を発表し始めた87年からビル・ゲイツが初めて世界一の座に就く95年まではずっと日本人が世界一でした。

87年から90年と93/94年は西武グループの総帥であった堤義明氏が、91/92年は森ビルの創業者である森泰吉郎氏が世界一でした。

現在、長者番付にノミネートされる人が着手しているのはグローバル産業であるのが目立ちます。

つまり、これを検証すると、イーロンマスクに続く大富豪が誰になるのか分かるかもしれません。

　イーロン・マスクが世界一位の大富豪となった最大の要因は電気自動車（EV）を手掛けるテスラの株価が急騰したからです。

イーロン・マスクはテスラの最大株主で約20%を所有しています。

テスラ株価は2020年に約８倍も急上昇しました。

テスラの株価の急騰は、2010年７月の上場価格から250倍以上、2019年の底値から20倍以上となっています。

テスラ株に投資してミリオネア（金融資産100万ドル以上）となる個人投資家も数多く誕生し、「テスラネア」と呼ばれています。

　驚愕なのは、コロナショックの影響をうけなかった。

この後押しによってイーロン・マスクが同年で最も資産額を増やした人物になった。

既存の自動車メーカーとの時価総額を比較検証すると2020年１月にフォルクスワーゲン（VW）を追い抜いて業界を驚かせた。

また、2020年7月にはトヨタも越えて自動車メーカーの中で時価総額が世界一となりました。

2021年初頭ももテスラの株価は大きく伸ばしていた。

時価総額は約8,000億ドル（約83兆円）となり、日米欧の自動車大手6社（トヨタ/ホンダ/GM/Ford/FCA/VW）の合計さえ超過していたのは驚愕です。