AT限定免許の取得者急増の背景!AT免許を選ぶ理由
「AT限定免許」で通用する時代になったのでしょうか?
以前は運転免許取得するときに「AT限定免許は恥ずかしい」「就業条件としてAT限定不可」など、MT免許取得するほうが望ましいという時代がありました。
ところが、近頃では、運転免許取得者の約7割以上がAT限定免許を選んでいるそうです。
警察庁による「運転免許統計」の公表では、2020年に普通自動車第一種運転免許を受験した人は158万7700人、そのなかでAT限定を選んでいる人は111万3229人と、全体の7割以上を占めています。
AT限定は1991年11月1日に普通自動車免許を対象として創設されています。
それ以前に取得した人にはAT限定という選択肢がありませんでした。
創設後に30年以上経過しましたが、運転免許の取得状況はどのようになっているのでしょうか。
アンケート調査によると、AT限定を選んだ理由について、
「マニュアル車を運転する機会はないと思った」
「自宅用がAT車で、MT免許とる必要ないから」
「教習時間も料金も高いMT取得するのは無駄だから」
など様々なコメントが寄せられた。
AT車が大半を占めるようになった現在、AT限定免許で支障もなくクルマを運転することができるようになっています。
「AT限定免許は恥ずかしい」という概念は過去の遺物になっているという声があります。
確かに、個人使用の自動車はAT車が多いので問題ないでしょう。
一方で、社用車や業界の事情でMT車の運転免許が必要になる場合があることです。
運送業界では4tクラスの車両でもAT車が進んでます。
8tクラス以上を運転するときや大型免許を取得する必要がある場合はMT車が必須です。
建設業界では、建機レンタル会社の車両がAT化されていないケースもありますので、AT限定免許では通用しません。
将来、MT車対応の運転免許を取得する必要があるのかどうかを精査するのが大切です。
この記事へのコメントはこちら