ラムダ株が感染者が国内初!ペルーから羽田空港検疫で変異ウイルス

   2021/08/19

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2021年7月に羽田空港の検疫所で新型コロナウイルスへの感染が確認された女性が、南米のペルーなどで報告されている変異ウイルスの「ラムダ株」に感染していたことが分かりました。

検疫を含めた国内でラムダ株への感染が確認されたのは初めてです。

厚生労働省によりますと、7月20日のペルーから羽田空港に到着した30代の女性が、検疫所の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。

その後、検体の遺伝子を解析した結果、ペルーやチリ、エクアドルなど南米を中心に確認されている変異ウイルスの「ラムダ株」が検出された。

国立感染症研究所によりますと、ラムダ株は2020年8月にペルーで最初に報告されて以降、南米を中心に感染が広がり、WHO=世界保健機関が警告していた。

一方、国立感染症研究所は「感染力やワクチンへの抵抗力が従来のウイルスより強い可能性はあるものの、データが限られている」として、現時点では「注目すべき変異株」に位置づけていません。

厚生労働省は、ラムダ株について「情報が限定されているので、現時点では評価しずらい。継続してWHOや各国政府、専門家と情報を共有しながら監視しなければならない」としていう姿勢です。

従来のウイルスより感染力が高まっている可能性があり、WHOは「注目すべき変異株」に位置づけていますが、現在のところ「デルタ株」や「アルファ株」など「懸念される変異株」に位置づけられている変異ウイルスほどの広がりは見られません。
感染性だけでなく、どれだけ重症化のリスクがあるのかや、ワクチンの効果が見られにくくなるのかどうかなどの情報を把握しながら、水際対策を徹底することが重要です。

国内の侵入を完全に抑制するのは困難ですが、水際対策でできるだけ持ち込みを遅らせて、ウイルス拡散を徹底することはできる可能性が高いです。

また、新型コロナウイルスは2週間に1回ほど変異を繰り替えて、さらに広がりやすいウイルスが世界各地で出現する可能性がないとはいえません。

世界中で情報ネットワークで連携して抑制対策を率先しなければならないです。

ラムダ株は南米で流行っていて、陸続きの北米では、デルタ株が猛威をふるっている。

もし、ラムダ株のほうが感染が強いならば、地理的にも近く、陸続きの北米で真っ先にラムダ株がデルタ株を駆逐するかもしれません。

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