ジブリ美術館がクラファン不発!2回目の資金調達ダメな原因
「三鷹の森ジブリ美術館」(東京都三鷹市)は資金調達が難航していているようです。
寄付を募っているが、金額が伸び悩んでいる。
三鷹市が美術館を所有していて、運営はスタジオジブリと三鷹市などが出資して設立した公益財団法人「徳間記念アニメーション文化財団」が担っている。
コロナ禍の入館制限で収益が激減して状況のため、施設所有する三鷹市は、健全な運営に戻すためにふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング(寄付募集)を実施しました。
三鷹市が寄付の受け付けを始めたのは、2022年10月11日でした。同年12月31日までの82日間で2000万円の寄付を目標に掲げていた。
しかし、目標達成金額の2000万円にはならず、2022年12月中旬では約300万円ほどしか寄付してもらえていない事で話題になりました。
2021年に初めて寄付の募金を実施したときは、5000万円ほどの金額が集まったのに、翌年の二回目は震わなかったのはどうしてでしょうか。
コロナ禍で客足が激減し、収入が大幅に減少した事で、三鷹市はこれを補うため、2021年3月、同文化財団に交付金5000万円を支出した。
しかし、この程度の金額では焼け石に水くらいにしかならず、運営困難でした。
継続のため、同館は積立金の50%前後に相当する3億5000万円の取り崩しするほど苦境に陥っていました。
運営を支えるため、交付金に加え、第1回目のクラウドファンディングを21年7月~22年1月に実施した時、サイト開設から1日と経たずに、目標金額だった1000万円を達成。
海外からの寄付も含め、最終的には5000万円近い金額が集まった。
1回目とは対照的に今回、寄付が伸びないのはなぜなのか。
単純に初回と2回目とでは温度差の違いでしょう。
ジブリを応援していて初めは協力的であったとしても、ファンであっても何回も資金提供するのは難しい。
この先いつまで続くのかも分からないですしね。
クラファンは資金収集に効果的な手段とはいえ、何度も使えば使うほどその威力はなくなります。
資金難で運営が厳しいのをアピールするよりも、財務改善と経営改革やマーケティングなどをしっかり実践ことにエネルギーをつかつほうが賢明でしょう。
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