日産「マーチ」国内販売終了の理由!HVやEVに転換、他社やノートの小型車より低迷など
日産自動車は「マーチ」の国内販売を終了する。
現行モデルはタイ製ですが、日本向けの生産を終えて、40年の小型車マーチの歴史に幕を下ろす。
日産はハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)といった電動車を中心に投資をシフトしています。
日産は2030年度までにEV15車種を含む計23車種の電動車を発売し、電動車の販売比率を全世界で50%以上にする計画です。
2022年6月には初となる軽自動車のEVも国内で発売した。
日本自動車販売協会連合会の統計によると、2021年のマーチの販売台数は計8819台です。
この販売実績は、日産の小型車「ノート」の10分の1を下回る程度だけだったとのこと。
トヨタ自動車「ヤリス」や「アクア」、ホンダ「フィット」という他社の小型車を比べると、日産自動車「マーチ」見るに堪えないほど負け組に転落していたといえます。
マーチは国内で様々な高評価で人気の高い軽自動車と異なり存在感が薄く、在庫がなくなれば販売を終える。
すでに日産は小型車の販売戦略をノートに移行しています。
また、エンジン発電のモーターで走行する独自のHVシステムを全モデルに搭載して電動化を積極的に展開しています。
海外の一部では「マイクラ」としてマーチの販売を続ける。欧州では、マイクラの後継車に位置づけるEVを仏ルノーと共同開発し、発売計画もあるという噂があります。
欧州での後継といえるのかわかりませんが、マイクラ Gen5 は、車幅が3ナンバー規格です。
つまり、欧州車の形状で国際的なプラットフォームとして優れているでしょう。
車長4m未満の「小型車」も車幅 1.7m の束縛から解放されて、欧州車に馴染みやすい安定性と車格感にシフトしていく方針を展開していくと考えられます。
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