隠れて取り締まり?「ネズミ捕り」スピード違反の取締り方法

   2023/02/22

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 警察官が違反車両を停止させてスピード違反を取り締まっている様子を見たことがあるでしょう。

違反車両を誘導して切符を切るその様子から、この光景について一部では「ネズミ捕り」などと呼ばれています。

警察官がどのようにしてスピード違反の取り締まりするのか、またその特徴などについて、ネット上では気になる投稿があります。

 スピード違反の取り締まりには、大別すると3つの手段があります。

パトカーや白バイが違反車両を速度計測する追尾式の取り締まりと、定着の地点に人員を配置して速度計測する定置式取り締まり、オービスなどの機器による取り締まりです。

ネズミ捕りという取り締まりは、定置式とオービスによる取り締まりです。

警察官が率先して行動してスピード違反の取り締まるのは、「ネズミ捕り」というよりも「速度取り締まり」「交通取り締まり」などと定義する人もいます。

定置式の取り締まりについて、レーダー式と光電式の2種類の取り締まり方法があります。

どちらの方法にも、違反を確認する現認係、違反車両を止めて誘導する停止係、反則切符を作成する取調係と、役割分担されています。

現認係は、私服を着て役目を果たしているケースもあるので、わからない人もいるかもしれません。

レーダー式では、道路脇にいる測定器を設置し、走行車にレーダーを当てて速度計測します。

違反速度であれば、現認係が停止係にクルマの特徴などを無線連絡し、停止させます。

測定結果は、機械で印字されるので、違反者に証拠として見せながら取調係が違反を説明します。

 光電式の取り締まりでは、2台の測定器が設置された区間内でスピードを出して通過すると光電センサーが反応し、スピード違反を炙り出します。

レーダー式と同様、道先で違反車両を停止させ、速度を印字した紙を違反者に見せながら説明します。

道路端に三脚の付いた箱型の装置や、小さな箱型の装置などが設置されている場合は取り締まりがおこなわれている可能性があるといえるでしょう。

 オービスの取り締まりの正式名称は速度違反自動取締装置といいます。

オービスはスピード違反を自動で写真撮影して記録できます。

スピード違反車がオービスを通過すると、フラッシュ写真が撮影されます。

後日、警察官が交通違反者に対して出頭要請します。

しかし、違反者の中には、違反を認めないドライバーがいます。

オービスは精度が高く、スピード違反した日時、場所、速度、ナンバーを記録するうえに、違反者の表情まで撮影しています。

運転していなかったという言い逃れはできません。

また、固定式と移動式の2種類のオービスがあります。

固定式は高速道路、国道などに設置されているので、目撃したことがあるでしょう。

移動式は持ち運べるので、取り締まり場所を自由に変更できます。

移動式オービスは取り締まりしずらい狭い道路に設置したり、道幅の狭い生活道路で取り締まりできます。

必ずしも警察官が配置する必要はないので、深夜帯にも取り締まりできます。

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