狙撃の応急処置の習得!安倍晋三元首相の銃撃で止血と心臓マッサージなど実践力が話題
安倍晋三元首相が撃たれる銃撃事件は衝撃でした。
万が一、目の前で人が撃たれたとき、どのような応急処置をすれば命を救うことができるのでしょうか。
出血してても、心臓停止しているなら心臓マッサージが必要です。
止血も出来るならなお良いです。
病院に搬送後、出血については輸血で対処できる可能性がありますが、心停止による多臓器不全や脳の機能停止は対処のしようがないです。
また、内臓や大血管が損傷しているかどうかが見た目から判断できないことが大半です。
わからなければ、心臓マッサージをする方が良さそうです。
■銃弾が貫通した身体
銃で狙撃されたら、人体はどうなってしまうのか。
弾丸が入った側は、釘や槍などで突いたと同じ穴があいた傷になります。
見た目の傷口は穴があいただけです。
もし至近距離から撃たれた場合は、傷口の周囲の皮膚に火薬による焼け焦げ跡もできます。
また、体内に入った弾丸は、そのまままっすぐ抜けていくわけではないらしい。
通常はまっすぐに貫かれることなく、臓器や骨などの硬軟に影響されて、また弾丸自体のライフリングによる回転の影響もあるために、予測できかねる方向へ迷走し、体内に留まるか体外へ射出されます。
弾丸の大きさにもよりますが、射出口は破裂孔ができます。
組織の損傷は弾丸の迷入による断裂がほとんどで、鋭利な刃物でかき回したような損傷になります。
街頭演説中に撃たれた安倍晋三元総理大臣のように、不意に撃たれた場合、本人に狙撃されたという自覚があるのか気になります。
最初は熱いと感じるようです。
刃物で不意に刺されたような感覚と同じだと言われています。
銃撃された後に意識がある場合、臓器や血管損傷によって出血がひどくなります。
失血が大変になり脱力で直立できなくり、ふらふらしてしまいます。
日本でも刃物による応急処置だけでなく銃による応急処置の方法を学べなければならない時代になっていると思います。
銃槍による外傷対応も確立したほうが良いです。
AEDだけでなく、止血点の確認や圧迫止血のやり方など、実践できるように教育するべきです。
この記事へのコメントはこちら