アップル製品を自分で修理可能!修理・交換部品の販売開始の理由と問題
米国テック企業のAppleは交換部品や修理部品を販売するので、ユーザー自身が自身の製品を修理できるようになります。
Appleほどの大企業になると、人気製品の販売量が莫大になると、修理や交換部品が必要の際にどうしても模倣部品が増加傾向になってしまいます。
販売当初は製品の利用者がそれほど多くないので、修理・交換部品のマーケットに模倣品を扱う業者が参入するケースが少ないです。
黎明期に参入しても制作の投資を抑えて作り始めるので品質は悪く高価格になりやすいです。
その結果、評判は悪く売れないという悪循環に陥りやすいです。
ところが、製品が評判高く売れ域が好調になると、修理・交換部品の需要が拡大します。
通例では模倣部品の業者が乱立してきます。
様々な修理部品や交換部品の値段は低下してきますし、模倣部品の品質が向上してきます。
人気製品ほど模倣部品が猛烈に増えるのはお決まりのパターンです。
模倣部品の増減を注目すると、当該製品の売れ域の良し悪しを判断できる基準になるとも言えるでしょう。
そこで、従来のメーカー側は、製品設計の機密保持や定期的な仕様変更によって模倣品を予防します。
修理や交換するのを限定しながら独占したいのがメーカー側の本音でしょう。
メーカー側と模倣部品業者の両者がいつまでも競争しあう形になります。
今回、Apple社のプロジェクトは、ユーザー自身で修理・交換出来るようにするのは、このメーカーと業者の競争を終わらすための一案とも考えられます。
専門家でない素人が自由に交換できるように仕様変更するならともかく、設計内容を公表することになるので、メーカー側にとって危険度が増える。
だから、対象部品は、すでにモジュール化されセット交換タイプの部品だろう。丸ごと交換だから値段は高くなる。
一方、ユーザーが自分で修理交換するのであれば、自己責任になるので、ユーザーにとって本当にメリットになるのか断言出来るとは言えません。
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