韓国の自営業者がヤバい!自営業融資の限界で、サラ金・ノンバンクの借金地獄が危険
韓国内で、貸金業者やサラ金にまで手を出した自営業者が増えていて、深刻な社会問題になっています。
コロナ禍の長期化で資金難に陥った自営業者たちが、銀行以外の金融機関や貸金業者を利用せざるをえない瀕死の状態に追い込まれています。
2021年第1四半期の自営業者のノンバンクの融資残高は281兆ウォン(約26兆3千億円)です。
しかし、対前年比の増加率が相互貯蓄は27%、保険会社は37.8%、貸金業者などその他は71.8%に達した。
自営業者は資金が引き続き必要だが、売上減少や融資限度超過で銀行からの借入が困難になりました。
そのため、高金利のノンバンクに集中しているのです。
銀行融資が難しくなり、銀行以外から融資を受けると、信用度が下がってしまいます。
その結果、貸金業者やサラ金しか選択肢が限られてしまうという悪循環が起きています。
ハンギョレ新聞の取材によると、韓国銀行の家計債務データベースが興味深いです。
今年第1四半期の自営業者の銀行融資残高は550兆6千億ウォン(約51兆5700万円)で、前年に比べ、16.2%増加した。
しかし、自営業者のノンバンクでの融資残高は281兆2千億ウォンで、24.4%増加しています。
銀行以外からの融資は相互金融会社の残高が205兆4千億ウォン(約19兆3千万円)で、前年より20.9%増えた。
カードローンなどの融資残高は22兆4千億ウォン(約2兆1千万円)で、1年間で16.1%も増加した。
相互貯蓄銀行の融資残高は27%、保険会社は37.8%の増加率でした。
貸金業者などの貸付残高は、前年よりおよそ71.8%も大幅に増えた。
また、政府集計に反映されないヤミ金・サラ金を利用する自営業者が増えています。
追い込まれた自営業者たちが、高金利に苦しんで廃業するケースが危惧されます。
この件に関して、韓国国民のコメントを一部紹介します。
「サラ金から借りたら、自転車操業になり、自己破産の結末になってしまう」
「政府は徳政令をだして乗り切るつもりなら、社会不安に陥りそうで怖いです」
「政治家には国民が困窮しないような抜本改革を取ってほしい」
「IMFに救済しきれないと判断されたら、経済破綻は確定しちゃう」
その他、様々な意見があります。
では、私の見解を述べさせて頂きます。
今回の事態が「国家破綻の前兆」とは考えたくないです。
IMFによる救済処置はないうえに、日本とのスワップも難しい。
コロナ規制の最中、多くの自営業者が自己破産寸前となると、金融業者も不渡り化する金額が巨額だと思います。
不動産価格をみても、バブル崩壊の危機的状況かもしれません。
最悪の事態として、スタグフレーションにならないように、早急に対処してほしいです。
日本を含めて、世界中に悪影響を与えないようにしてもらいたいです。
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