空間除菌は根拠なし?エビデンスと効果に措置命令
コロナ禍でバク売れとなる空間除菌用品ですが、さまざまな問題点が指摘されています。
しかし、このような商品は実は以前から販売され続けているもの。
長らく効果が認められていないにも関わらず、なぜ空間除菌をうたう商品がなくならないのでしょうか?
■行政指導ばかり
空間除菌については、WHOや厚生労働省などの公的機関が推奨しないと表明しています。
医薬品や医薬部外品として認められた商品はありません。
つまり、人間に対して病気の予防効果を断言できません。
それにも関わらず「空間除菌」というインパクト強いキャッチコピーで集客しています。
何となく予防できそうな印象で誘導しています。
また、感染症対策を目的にして空間除菌に関して、不安を煽るケースもあります。
社会全体に余計な不安や負担を与えているのは良くないです。
宣伝に惑わされず、必要な対策を実施してほしい」と指摘します。
では、このようなビジネスは新型コロナウイルスの感染が拡大した最近になって始まったものかと言えば、そうではありません。
感染症の定期的な流行を背景に、空間除菌も定期的な流行を繰り返してきました。
文字通りの効能なら非常に便利なんですが、以前から「根拠ない」と言われてます。
一部商品は消費者庁から指摘を受けて販売中止しているようですが、クレベリンとか有名メーカーの商品は売られ続けてるのはとても疑問です。
人によっては、公的機関に「この施設は空間除菌商品をつかっていないのはどうしなのか!」と問い合わせる事態さえあるそうです。
かつて新型インフルエンザの騒動でクレベリンが登場したとき、エビデンス不足しいることや体に害がないとは断言できないのを根拠であっても、聞く耳持たない人が多いそうです。
根拠がないだけならまだしも「換気しなくていい」「換気で有効成分を失う」などの誤解を及ぼすのはとても危険です。
一方で、クレベリンなどは「非常に狭く空気の入れ替えのない限られた空間で一定時間」という条件で効果は認められてるから、嘘ではない!という意見もあります。
ただし、日常生活においてそのような空間を享受できるとは考え難いです。
効果の有無もさることながら、密を煽る商品の販売を全面的に禁止するのが大切でしょう。
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