知床沖の観光船事故で社長判断に批判と疑問
北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が遭難し11人が死亡、15人が行方不明になった事故。
この事故について、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の社長が、荒海への出港判断について「私はいけると思った」と、駆け付けた乗客の家族らに釈明していたのが判明した。
観光船浸水事故の「知床遊覧船」会社社長が謝罪 乗客の家族に、責任問う声もあります。
他の会社の遊覧船は、「海が荒れるから行くべきない」と船長に助言したのに、無視して出港したとのこと。
元船長の話しでは、社長が変わってからおかしくなった。と証言している。
海が荒れてるのに、社長から「出せ!」と怒られた事もある日常的にあったなら信じられない。
あきらかに、安全より利益を追い求める意識が強すぎる。
船長だけでなく、社長も含めて、業務上過失往来危険罪で起訴するべきだという意見もあります。
しかも、誰でもわかるほど亀裂があったのに、放置して気づかなかったでは、済まされない。
第1管区海上保安本部(小樽)は、業務上過失致死や業務上過失往来危険の疑いでの立件を視野に、出港の判断も含めた当時の経緯を調べる。
1管などは同日、カズワンが救助要請した「カシュニの滝」の西側に加え、知床半島反対側などで範囲を拡大、不明者の捜索を続行した。
「行ける」なんてどうして思いついたのか意味不明です。
ウトロ港内だけみて大乗だと判断したのかもしれません。
波浪注意報が出ているときに、出向する判断を下すという無謀な判断は考えられない。
現在、クルーズを企画する会社の多くは気象予想会社と契約し公開中の波の高さ、風などの詳細な予想データを入手し、クルーズ計画をたてている。
安全を優先してクルーズツアーを作っているのに、この問題の会社は検証や分析やその結果を軽視していると考えられます。
命を預かる現場の責任者として、船長は気象予報図もきちんと把握しなくてはならない。
ましてや、不慣れな海域であれば、出航しない方がいいという周りの意見は真摯に受け止めるべきでしょう。
社長はもちろん、会社全体として真摯に嘘偽りなく対応してほしいです。
ご家族、漁業関係者や海上保安庁、海上自衛隊、警察など捜索にあたっている多くの方々に対して、事故を引き起こした会社が誠心誠意の対応してほしい。
この記事へのコメントはこちら