楽天2020年は過去最大赤字の真相!携帯事業の先行投資の将来性

   2021/03/03

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楽天は2021年2月12日、2020年12月期の連結純損益(国際会計基準)が1141億円の赤字と発表した。

過去最大の赤字となった報道が話題になりました。

前年の赤字は318億円だったので、急速に赤字幅が拡大したことで暗雲の声が漂っています。

楽天市場での電子商取引(EC)の利益は拡大したが、赤字の原因としてモバイル事業や物流分野への「先行投資」が重しとなった。

営業損益は938億円、これは過去最大の営業赤字で、前年は727億円の黒字だっただけにインパクトが大きいです。

非経常項目を除くなど調整後の営業損益は、前年が951億円の黒字でしたが、1027億円の赤字となった。

三木谷浩史会長兼社長はオンライン会見で、ユーザー数の伸びは想定より早いとし、大手3キャリアに肩を並べる水準になるとの考えを示した。

積極的にインフラを整備できれば、大手3社から顧客を取り込むのは可能でしょう。

基地局整備は第4世代(4G、LTE)通信網の人口カバー率96%を従来計画から5年前倒しして営業努力しているそうです。

先行投資を除くと大幅増益と説明したのが印象に残ります。

売上高は同15.2%増の1兆4555億円。

EC事業では、コロナ禍を受けた需要増もあって、年間流通総額が初めて3兆円を超えた。

本業は「大幅増益」です。

売上高は過去最高。

楽天市場も楽天カード、流通総額は国内eコマース、国内クレジットとして最高記録です。

より成長するために、モバイル事業を中心に投資を推進しているのが鮮明です。

本業で大きな利益を伸ばしているので、資金と信用を糧にして大胆な投資を行っていると読み取れます。

「1GBまで無料」を武器に大量の携帯ユーザーを獲得できれば成長が期待されています。

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