ペッパーランチ株式売却!投資ファンドが買収価値あるか疑問
外食大手のペッパーフードサービスは、ステーキチェーン「ペッパーランチ」を運営する子会社の全株式を投資ファンドのJ―STARに売却(売却額85億円)すると発表した。
ペッパー社は同時に、「ペッパーランチ」と「いきなり!ステーキ」の計114店舗の閉店を決めた。
国内では5月末時点で、「ペッパーランチ」を約190店、「いきなり!」を約410店運営していた。
「いきなり!ステーキ」で働く従業員については、店舗閉鎖に伴い約200人の希望退職も募集する。
また、米国子会社については、米連邦破産法に基づく破産の申請も行ったと発表した。
米国では、4店舗が営業を続けていたとは知りませんでした。
勢いで出店しても長続きしにくい典型例でしょう。
チェーン展開も悪くないですが、地元に根付いてから出店するのも見直す方がいいでしょう。
飲食業で撤退する原因の一つは、実力以上のチェーン展開だからです。
閉店間際の女性一人客に睡眠薬を盛る事件で話題になりました。
あれでペッパーランチという看板は「傷モノ」だし、そもそもあんな不祥事を起こすような輩どもに店を任せちゃってるのは「本部」の判断です。
「信用」なんてあるわけない。
店舗規模の小さい時に、面接で入社した社員です。
それが独立を希望して社員を辞めてフラインチャイズのオーナーになった。
辞める直前に女性を飼うための倉庫を借りています。
就業後ではなく店舗内での犯行だから一般の不祥事とは異なります。
社員を直接採用し、しかも自分の店舗内での行為なので、社長の責任は重大です。
食中毒事件の時も、後になって「あの事件を糧にして自分は成長できて良かった」という趣旨の発言をしています。
事件後の企業の姿勢が最も問われるものだったのに、企業として特に何のフォローもしなかった。
もっと真摯に社会に対して詫びる姿勢を見せて、信頼回復に向けた経営をしていれば、ここまで悪評が長引かなかったはず。
いずれにしても、この企業の経営者にそんなことができるわけがないとは思っていたのも事実です。
個人的にはペッパーランチのほうが便利。
テナントに入っているから、買い物ついでに立ち寄って、気軽に肉が食べられる。
いきなりステーキもテナントに入っているけど、気軽さに欠けてイマイチ入りづらい。
ステーキチェーンはどこも一時期だけ大繁盛するが、後になって破綻するか業績低迷するのが運命です。
ステーキのどん、ケネデイが破綻して、ジョイフルやステーキ宮も規模大幅縮小、シズラーは客の入が悪く、ステーキガストも採算とれているのか怪しいです。
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