コロナ感染予防が逆効果!飲食店でキャッシュレス離れ、現金払い優遇の理由

   2020/05/22

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東京にある飲食店では4月から店内での料理の提供をやめ、テイクアウトやデリバリーのみで営業を続けているが、 もう一つ変えた事がある。

支払いはクレジットカードも全て対応していたが、イートインをやめ、テイクアウトに切り替えてから、可能な限りすべて現金でお願いするようにしました。

キャッシュレス決済は入金されるまでにすべてタイムラグがある。

現金がないと、明日生きていけない状況なので、すぐにキャシュレス決済の対応はできない。

キャッシュレス決済で買い物をした場合、客は決済事業者にその金額を支払う。

事業者は、手数料を引いた売上金を店舗に振り込むが、この振り込みまでに、数日ほどのタイムラグが生じるのだ。

 PayPayやLINEPayは翌日に売上金を振り込むサービスがあります。

しかし、翌日に振り込まれるよりも、その場で受け取ることができる現金決済の方がお店からすると助かるということです。

振り込みサイクルの課題は、電子マネー残高からの引き落としが可能になれば即座に着金させることが可能です。

しかし、仕入れや固定費の支払いが現金か口座振替が一般的な状況では中々解決が難しいです。

現金化のスピードの問題もそうですが、クレジットカードの手数料が日本だけ他国に比べて高いのは問題です。

この際、クレジットカードの使用を控えて、加盟店手数料を下げさせる方向に向かってほしいです。

キャッシュがないと仕入れもできない状況なので、現金支払いを希望するのは当然でしょう。

また、手数料もバカになりません。

こういうときこそ、手数料ゼロで即日振り込みという業者が期間限定でもいいので出てきて欲しい。

そのような決済システムを利用することこそ、私たち消費者が幅広くできる「応援」ではないでしょうか?

 キャッシュレスが「感染拡大の抑制」に有効であることがわかっているにも関わらず、事業者の資金繰りの観点から推進しきれないという不幸な状況が起きている。

感染症対策が課題である自粛社会なのに、新型コロナに限らず汚染源の1つには違いない現金による決済に戻ろうとするのは、日本の後退さを感じざるを得ない。

感染防止の観点からキャッシュレスのニーズは高まってきている。

コロナの感染防止にはキャッシュレスは有効で、通常の接客時間の2/3から半分の時間で接客できる。

接触を防げますし、エッセンシャルワーカー、従業員の感染も防げるので大切です。

それに、今後小売り飲食業は人手不足で、従業員が足りなくなる可能性が高いので、一気にキャッシュレスは広めていくべきだと考えています。

利用者にとっては利便性だけではなく、衛生面の安全性を兼ね備えているキャッシュレスです。

しかし、今後さらにすすめていくには、資金繰りで大変な思いをしているお店側の負担を軽減する取り組みも含めて、利用者とお店側が利用しやすい関係の構築が重要となりそうです。

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