満員電車の感染リスクを政府公表!飛沫感染と接触感染の危険と対処策

   2020/03/12

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新型コロナウイルス感染症対策の政府の専門家会議は3月9日、「満員電車」について、条件が揃えば感染要因(クラスター)になり得ると初めて言及した。

ライブやバス、タクシーで感染してるのだから満員電車でうつらないわけがないのだから、満員電車への政府対応は遅すぎるという意見もあります。

満員電車に対しては、感染要因として懸念の声が多く上がっていたが、政府のこれまでの公式では具体的に挙げられたことはなかった。

「新型コロナウイルス感染症のクラスター発生のリスクが高い日常生活における場面についての考え方」という書面を公表した。

これまでに新型コロナウイルスの感染が確認されたケースに共通する点として「1.換気の悪い密閉空間2.人が密集していた3.近距離での会話や発声が行われたという3つの条件が同時に重なった場」とし、このような場では、より多くの人が感染していたと考えられると説明。

条件が重なれば「満員電車」も感染クラスターになりうる可能性が高いのは、想像するまでもなく誰でもわかっていたはずです。

この“3つの条件”が全て当てはまらなくても満員電車はとても危険な空間であるはずです。

電車は「密集・密閉・発声」の3条件のうち「発声」が比較的起こりにくい環境なのは確かです。

「発声」が恒常的に起こるライブイベント等に比べるとリスクは低くなるでしょう。

ただし、周りを気にせず喋りまくる学生や女性たち、咳エチケット無視の中高年が入り込んで、もし彼らがコロナ感染者だったら最悪な事態になる。

この点注意が必要という事。

マスクしていても満員電車の至近距離だと隣の人が咳き込むとマスクの隙間から風が漏れているのが明らかです。

窓を全開にすれば、少しは効果あるという意見もあるので、窓を開けるほうが賢明でしょう。

この3つの条件というのは、飛沫感染を基本として想定していると感じます。

接触感染でもかなり広がるはずです。

つまり、つり革、手すり、鉄の棒部分と不特定多数の方が触るところが沢山あるので、

電車ではもともとかなり危険な場所なのではないでしょうか。

結局、満員電車では大声で話したりくしゃみや咳をする人間がいない限りリスクは軽減される。

乗らなくてはいけない人もいるんだから「感染リスクを軽減するために電車内で会話は慎むべき」と明確に公言するほうが親切です。

不安要素ばかり並べられすぎると優先するべき注意事項をおろそかになりやすいです。

人生で少ない卒業式とか、数日だけ開催のイベントやライブより、毎日の満員電車のほうが利用者も多く密着度も桁違い。

誰がそこにいたのか特定が困難なのは最上位でしょう。

電鉄会社は車両の前方後方で窓を開けて空気を流すことを義務付けるほうが良いかもしれません。

多少寒くても感染するより安全性を重んじる立場からの見解です。

最近の電車は強制空調が当たり前になっていて、15分程度で空気の入れ替え可能な設計になっているとも言われています。

航空機は2~3分程度で全ての空気が入れ替わるのと比べると時間かかるが、これが本当ならば、駅で乗降扱いすると一気に空気が入れ替わる。

日本は人口密度が高く、感染リスクが高いとされる場所も多く、高齢化率でも世界的に見て極めて高い水準です。

それにもかかわらず、重症者数が比較的少ないという事実も踏まえて、新型コロナの真相究明と、どんな条件が感染リスクにつながるのか改めて研究してほしいです。

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