専業主婦vs兼業主婦!生涯年収差の2億円に批判意見殺到
出産によって仕事を辞めるか、続けるべきかを悩んでいる人は多いのが現状です。
経済的な面だけを考えれば、仕事を辞めないほうがお得かもしれませんが、人生で大切にしたいことは人によって異なります。
自分の選択が家族の将来に大きな影響を与えてしまうこともあります。
とくに、無計画に仕事を辞めてしまうのは危険なのは明らかです。
厚生労働省が管轄する労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2018 ―労働統計加工指標集―」をもとに、女性の生涯年収を算出データに賛否両論です。
学校卒業後、フルタイムの正社員を60 歳まで続けた場合、大卒・大学院卒女性の生涯賃金(退職金を含めない)は、2016年時点で約 2 億 2,000万円になります。一方、同じ条件でフルタイムの非正社員(正社員以外)を続けた場合の生涯年収は約1 億2,000万円です。
仕事を辞めるタイミングによっても生涯年収は変わってきますが、就職してすぐに結婚・出産して専業主婦を60歳まで続けた場合、正社員女性と比べると2億円以上、非正社員と比べても1億円以上の差がつくことになります。
実際の差額は平均手取り年収を300万として、30年(30歳〜60歳)間を働くと試算するとで9000万。
年金の差額も加味すると1億前後になるでしょうか。
この1億円をどのように考えるのかになるでしょう。
パートで気楽に年100万円を稼げば、差額は7000万にまで縮まることになります。
例えば、結婚退職して数年間ほぼ専業主婦の方が、その間に取った資格を利用して再就職できました。
結婚前の仕事を続けていた方がもちろん生涯年収は高かったでしょうが、一度やめたことで子どもとの時間など得たものも大きかったととらえる方もいます。
専業主婦とワーママの区別をするのはほとんど意味ないでしょう。
正社員で仕事し続けるのと、退職するのと収入が違うのは当たり前です。
そもそも2億円もの差は机上の空論にすぎません。
30歳で退職したとして、定年まで平均年収をかけても届かない。
実生活ではいつ休むかわからないし、門限がある社員なんて当然評価もつかないから給料はよくて据え置き。
年金や税金だってにしっかり取られるのも把握するべきです。
一方で家事を手抜きしたり、仕事のために資格やら服やらで出て行くお金もあるから。
騙されてはいかんよ。
不安ばかり煽るコメントや情報に惑わされず、それぞれの家庭事情に合った選択をするのが一番だと思います。
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