40代が初めての資産運用で失敗しないための3つのポイント
40代になって、老後の資産形成を意識し始める人が増えています。しかし、初めての資産運用では、何から始めればいいのか、失敗しないためにはどうしたらいいのか、わからない人も多いでしょう。
そこで、40代が初めての資産運用で失敗しないための3つのポイントを解説します。
【1】とにかく早く始める
資産運用で重要なのは、長期にわたってコツコツと積み立てていくことです。そのため、できるだけ早く始めることが大切です。
例えば、40歳から月3万円を積み立てて、年利5%で運用した場合、65歳までに1,700万円になります。しかし、50歳から始めると、1,200万円にしかなりません。
また、資産運用の複利効果も、早めに始めることで大きくなります。複利効果とは、元本に加えて、運用益もまた運用に回すことで、運用益がさらに増えていく効果のことです。
40代から始めても遅くはありません。しかし、早く始めるほど、資産を大きく増やす可能性は高くなります。
【2】リスクとリターンを理解する
資産運用には、リスクとリターンが伴います。リスクとは、投資したお金が減ってしまう可能性のことです。リターンとは、投資したお金が増える可能性があることです。
リスクが高い投資ほど、リターンも高くなる傾向があります。しかし、逆にリスクが低い投資ほど、リターンも低くなります。
40代は、老後の資産形成が目的の人も多く、リスクをとりすぎないようにすることが大切です。そのため、まずはリスクが低い投資から始めることをおすすめします。
具体的には、以下のような投資先が挙げられます。
・預貯金
・国債
・インデックスファンド
また、投資を始める前に、自分の投資目的やリスク許容度を明確にしておきましょう。
【3】継続的に投資する
資産運用で重要なのは、継続的に投資することです。途中で投げ出してしまうと、せっかく積み立てたお金も減ってしまいます。
そのため、毎月決まった金額を積み立てるようにしましょう。また、投資の成果に一喜一憂せず、長期的な視点で運用を続けることが大切です。
【40代におすすめの資産運用方法】
40代におすすめの資産運用方法としては、以下のような方法が挙げられます。
■iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、毎月一定額の掛金を積み立て、自分で運用する年金制度です。掛金は全額所得控除の対象となり、運用益も非課税となります。
また、60歳以降に年金として受け取る場合は、公的年金の受給開始年齢にかかわらず、受け取り始めることができます。
■つみたてNISA
つみたてNISAは、年間40万円の非課税枠で投資信託を積み立てることができる制度です。投資信託は、複数の株式や債券に分散投資することで、リスクを低減できる投資方法です。
つみたてNISAでは、金融庁が定めた一定の条件を満たす投資信託のみが対象となります。そのため、初心者でも安心して投資を始めることができます。
■NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、年間120万円の非課税枠で投資信託や株式を買うことができる制度です。つみたてNISAと異なり、投資対象は限定されていません。
しかし、つみたてNISAと比べると、非課税期間が5年間と短い点に注意が必要です。
【4】まとめ
40代が初めての資産運用で失敗しないためには、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
・とにかく早く始める
・リスクとリターンを理解する
・継続的に投資する
また、40代におすすめの資産運用方法としては、iDeCo、つみたてNISA、NISAが挙げられます。
自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資方法を選びましょう。

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