冷凍パンの進化!焼きたての味より美味しい理由

   2020/11/22

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元々、「冷凍パン」は業務用として開発された商品です。
冷凍パンのレベルはとても高くなってます。
業務用ではだいぶ前から使用されてますし、一般の冷凍食品コーナーでも増えてます。
パンの仕込工程が労働環境を悪くしているのではなく、人員に見合った生産計画を立てられない経営者が労働環境悪化を招いているんです。
きちんとやっているお店は早朝出勤でもお昼前後には仕事を終えているか、24時間体制にしてシフトをしっかり区切ってます。
パンの製造工程は、日の出前からの仕込みが必要となり、パン職人が朝早く起きて、生地をこねて、一次発酵、二次発酵と時間をかけて作っていました。
また、パンは酵母を使った商品なので、その日の気温や温度の具合で味のバラつきが生じます。
加えて職人の熟練度によっても、味に影響を与えます。
そこでパンの品質を安定させながら、職人の労働環境を向上させるため、冷凍パンが開発されました。
パンに限らず冷凍食品は日々進化しています。
少し前まで冷凍パスタなんて信じられなかったのに、今では冷凍食品コーナーのメインの一つとなっています。
解凍してもベタベタにならないのは機能性素材(トレハロースや加工でんぷん)のおかげです。
冷凍パンの特徴の一つが「保存料不使用」です。
スーパーなどでよく見る常温保存のパンは、日持ちがしないものなので、そのぶん保存料を使用しています。
一方、冷凍パンは、マイナス18度以下という冷凍環境で保存されるため、微生物は活動できません。
そのため、そもそも保存料を使用する必要がないのです。
スーパーで実際に原材料表示を見ればわかりますが、常温保存のパンでも保存料は使われていない商品も出回っています。
食パンは日持ちするし味も落ちないのでおすすめです。
個人的に好きなのはピカールのクロワッサンとパンオショコラです。
クロワッサンは時間が経つと湿気を吸ってシナっとするので、家で焼いて粗熱が取れたものを食べるのが美味しいです。
ピカールのクロワッサンは何回か食べましたが、美味しいです。
家のオーブンで焼いて食べるので、手間はかかりますが、正直、出来上がったものをパン屋で買ってきて食べるより美味しいと思います。
日本で最初に冷凍パンを作ったのが、1948年創業の老舗「アンデルセン」です。
冷凍パンは大きく2種類です。
1つが、焼成済みの冷凍パン。
焼きあがった状態のものを冷凍したパンで、解凍して軽くトーストして食べます。
もう1つが、焼成前の冷凍パン。焼成前ということは、生地をこねて発酵させた後の状態。
オーブンで焼くことで、焼きたてのパンが食べられるというものです。
焼成前の冷凍パンも、細かく一次発酵まで、二次発酵までと段階が分かれています。
一次発酵までの冷凍パンは、自分で自由に形成できるので、コッペパンにしたり、ロールパンにしたりと、好みに合わせて使い分けができます。
一方、二次発酵は焼くだけで食べられる手軽さがあります。
サンマルクはこれでパンの焼きたて食べ放題をうたって多店舗展開をしてきました。
最近周辺で閉店したのを目にしているので、イートインが消費税10%になると、更に経営苦戦しそうな感じがします。
BtoCが広がりを見せるのなら尚更です。
冷凍は売る方もロスが減るし、買う方も美味しくてメリットあります。

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