経済成長しない終身雇用・年功序列賃金で日本人の年収は上がらない
経済成長していないのは、終身雇用と年功序列賃金などが原因で日本人の年収は上がらない。
終身雇用と年功序列賃金が続いているのが、日本の年収が上がらない原因だと言われています。
経済成長していなくても雇用を維持しなければ経営が成り立たないので、人件費を削減できません。
経験豊かな社員の年収を減らしながら賃金カットすると同時に、優秀な若手社員の年収アップも抑制します。
大規模に終身雇用と年功序列賃金を撤廃しなければ抜本改革が進まないでしょう。
人件費削減や賃金調整がやりにくい企業がいまだに多いです。
日本人の年収が上がらない理由は他にもあると考えられます。
2020年の日本の平均賃金は3万8515ドル(1ドル=110円:約424万円)です。
経済協力開発機構(OECD)の調査結果によると、日本は先進国の中で下位クラスです。
日本の平均賃金は1990年からの30年間で約18万円しか上がっていません。
30年間で、韓国は約222万円、アメリカは約246万円も上昇しています。
日本人の給料や年収を上げるには、経済成長や雇用創出が優先課題です。
この2つを本気で改善するのは簡単ではないため、当面の間は日本人の年収は上がらないことが予想されます。
日本が20年もデフレにもかかわらず、世界三位のGDPに留まっているのは、雇用守る制度により所得の落ち込みを抑制しているという意見もあります。
低価格競争するために人員削減や非正規雇用などの企業努力をする。
企業に穏便な政府は非正規労働者を解禁させて、格差社会が加速していました。
格差社会はデフレスパイラルの不安を巻き起こしています。
そしてコロナで格差拡大して二極化が決定的になっている。
お金持ちと貧困層の切り分けが鮮明に成り、貧しい人々はさらに貧困層になっている。
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