アマゾンがサブスク医療に参入!34.9億ドルでワン・メディカル買収へ
米アマゾン・ドット・コムは1次医療を手がけるワン・メディカルを1株当たり18ドルで買収すると発表し、業界で話題になりました。
アマゾンはヘルスケア市場への参入を進めていて、戦略的なM&Aを実行するようです。
現金による今回の買収はワン・メディカルの株式価値を34億9000万ドル(約4830億円)と評価している。
ワン・メディカルは、米国の25市場で182の医療オフィスを運営する。
医師や24時間対応のオンライン医療サービスをサブスクリプション(定額課金)で顧客に提供する。
アマゾンは2018年に通販薬局のピルパックを買収。
2020年にはオンライン薬局を開業し、自社の従業員や他社向けにプライマリーケア診療所を開始した。
他にも医療分野に力を入れている。
ワン・メディカルの買収が成立すれば、過去3番目の規模となる。
アマゾンにとっては自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットと映画制作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の買収に次いだ大型買収になります。
ワン・メディカルは米CVSヘルスなどから買収打診を受けたそうです。
買収完了はワン・メディカルの株主や規制当局の承認などの条件に影響されそうです。
すでにAppleやGoogleもバイタルデータを取得できるウェアラブル端末を手中に収めてビジネス展開しています。
このままだと他のTech企業も参入していくことでしょう。
M&Aによるエグジットが普及しているアメリカでこういったトレンドが定着している。
バーティカルSaaSのスタートアップも増加するにつれて、提供サービスの品質も向上してくでしょう。
つまり、B2B SaaS市場では次第に発展していくきっかけになると考えられます。
M&Aは買い手の規模、ネットワークと資金力が大きいほど、対象企業は有力企業になります。
ずる賢い企業が成功するし、期待リターンが高くなります。
日本が勝ち残るためには、ある程度のズル賢く経営するのも必要かもしれません。
Amazonと張り合っても同等にやりあえないのは明白です。まずやれる状況を構築していくのが基本です。
できることを何でもやることが、大きな成功を成し遂げる最初の一歩です。
この記事へのコメントはこちら