出前館の赤字拡大が驚愕!フードデリバリー赤字競争の裏事情
フードデリバリー企業の一つ、出前館が6月25日に発表した決算は、衝撃的な内容だった。
売り上げが2.7倍に急成長した一方で、赤字幅も大きく拡大した。
市場シェア獲得を重視する「赤字競争」が激化している。
フードデリバリー市場で今、何が起きているのか。
売上の急激な伸び、そして赤字の急拡大と、競争の激化が鮮明になった四半期決算でした。
出前館はUber創業より昔からあった。
様々な地域で、どれもサービス内容はほとんど同じです。
招待すると1万円分のクーポンついてくるmenuでクーポンを確保して配送料や価格が割安になるサブスク契約もあります。
しかし、クーポンなくなったら他のサービスを使いたくなるのは仕方がないでしょう。
他に乗り換えるのは簡単なので、投資し続けて寡占してから新たなサービスを探索して提供するようなビジネスモデルには限界がある。
コロナ終息後に飲食店が通常営業に戻るころにはフードデリバリー市場は大きく縮小する可能性もあります。
配達の効率化には限度があると思います。店舗側の収益構造までもデリバリーに最適化して、店舗側への支払額を減らしていかないと、ユーザーメリットには繋がりにくいのでしょうか。
シェアを拡大する施策としてクーポンばら撒きまくったいたようです。
一定数のシェアを確保すれば配送の委託費用を節約していきます。
このパターンを繰り返すとなると、シェアを獲得するまでは経費を使うので消耗戦になりやすい。
配送コストがかかると、ドローン配送などの現実味が確実になるまでは高コスト構造です。
ギグワーカーの採用を増やすためには、報酬の日払いが効果的です。
当日働いた報酬を、終了後即時に受け取るならば、ギグワーカーのモチベーションが上がるとはいえ問題も多いです。
出前館には人海戦術に依存しないテクノロジーの進化が必要なのかもしれません。
赤字前提でプロモーションしたり、価格を下げていますが、いずれ終わるを告げてどこかで方向転換しなければいけないはずです。
配達員に対する賃金低下や、ユーザーへのサービス値上げなどの必要が出て来て、真価が問われる時が来るからです。
レッドオーシャン市場で生き残れるのか!?
この記事へのコメントはこちら