QBハウス人気の秘密!コロナ禍も集客できる売上アップの理由
QBハウスのイメージとして多いのが「早い・安い」が想起されるのではないでしょうか。
キュービーネットが運営するQBハウスは、「10分で1000円カット」をパワーキワードとして全国で有名になっています。
早い、安いながらもクオリティも評判高いです。
QBハウスは現在、早さと安さをかてにして、日本一店舗数が多い理容室(海外含め580店舗超)です。
しかしそれだけでは拡大できないのが美容業界なので、QBハウスの強みについて検証します。
QBハウスの創業者である小西國義氏は、55歳で起業しました。
「年金がもらえる65歳には辞める」と豪語していて、その宣言の通り65歳のときにバイアウトしていました。
情熱や思い入れがあれば、チャレンジに年齢は関係ありません。
ムダを削ぎ10分カットにすることで回転率が上がることを見越して、1000円カットを思いついたきっかけが興味深いです。
■宣伝しなくても来店してくるのはどうして?
お客を集客できなければ売上が上がらないので、店舗拡大は不可能です。
QBハウスは1人1000円と客単価が低いため、「回転率が勝負」になります。
QBハウスにとって、客単価を下げた分だけ回転率を上げなければいけません。
「回転率を上げる」ということは来店頻度を高める必要が生じます。
では、どうやってQBハウスはお客が常に来店してくる状態にするには、2つのポイントがあります。
【1】広告宣伝費を徹底的に節約
来客を増やすには「CMを打ってしまおう」「渋谷や新宿などの駅広告をやろう」「インターネット広告をテレビCMでお金を使おう」等を考えるではないでしょうか。
QBハウスの広告宣伝費は年間2.5億円でした。
過去のCM内容では、「従業員採用」が目的となっていました。
このCMを通してお客を増やしたいわけではなくて、CMだけで2.5億円使ったわけではなさそうです。
広告宣伝費は駅広告などに使用したと考えられます。
ここで広告宣伝費は、多くはお客向けではなく従業員採用のための広告費として位置付けられていることが分かります。
CM大量放送とは違う方法でお客を獲得しているわけです。
ではどうやってお客を獲得しているのか。
【2】駅ナカ駅前の立地でインパクト
QBハウスといえば、駅ナカや駅前の店舗を思い出す人が多いのではないでしょうか。
駅ナカや駅前なら、平日5日出勤通学しているならば目にとまります。
「カット10分!1000円しかかかりません!」と宣伝文句があれば、余計に印象に残ります。
店舗まるごとが宣伝になっているということです。
QBハウスは、駅ナカ駅前の目立つ場所に立地することで、CMを打たず目立つ場所に出店することで認知度を獲得しています。
また、駅ナカでもトイレ横に隣接している場合が多いのはどうしてでしょうか。
理由は、トイレで鏡を見てそろそろ切ろうかと考えた途端に、QBハウスが目に入るようにするためと暴露しています。
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