Google史上2位の買収額!サイバーセキュリティ企業Mandiantの交渉計画
Google(グーグル)が、サイバーセキュリティ企業Mandiant(マンディアント)を54億ドル(約6,359億円)で買収する計画を発表して話題になりました。
過去の最大は、2012年のMotorola Mobility買収で、買収額は125億ドル。
現時点でこれに次ぐのは2014年のスマートホーム企業Nestの買収(32億ドル)でした。
今回は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、大きく変わる世界のサイバーセキュリティ需要が高まっていたときです。
グーグルによるサイバーセキュリティ企業買収の計画はどのなるのでしょうか?
Mandiantは2020年に起こったロシア政府による米連邦政府をターゲットにしたサイバー攻撃「SolarWinds ハッキング」を発見した企業です。
グーグルが同社を買収するならば、グーグルはクラウド事業を強化し、競合他社のマイクロソフトに対する競争力を獲得できる可能性が高まります。
GoogleによるMandiantの買収額は、1株23ドル、計54億ドル(約6,359億円)となり、グーグル史上2番目に大きな買収になると報じていました。
グーグル史上2番目の規模となるMandiant買収。
多くのサイバーセキュリティ企業の中で、Mandiantが注目されたのでしょうか。
Mandiantとはどのような企業なのか気になるところだ。
Mandiantは、2004年に元米空軍士官だったケビン・マンディア(Kevin Mandia)氏によって創設された企業。
Mandiantはサイバーセキュリティのコンサルティングサービスに強みを持つ企業だ。
特に、サイバー攻撃を仕掛けてくる集団や攻撃への防衛手段のコンサルティングに長けている。
2013年2月には、中国人民解放軍(PLA)が米国を含めた英語圏の141の組織に対しサイバー攻撃を行っていたという証拠を含むレポートを発表し注目を集めた。
その後、Mandiantは他社のサイバーセキュリティ上場企業FireEyeに10億ドルで買収され、FireEyeの子会社となった。
買収されるまで、FireEyeは自社でサイバー攻撃を検知した後、その攻撃がどの組織によりなされているのかという分析でMandiantと連携することが多かった。
Googleは、情報セキュリティに関して情熱を捧げています。
常にセキュリティに気を配ってきた企業なので、セキュリティ企業の買収をすすめるのは理にかなっています。
サイバー攻撃の異常検知できるほどの企業をGoogleが手に入れるならば、軍事攻撃の危険も測定できるのをネット業界でどのように活かすのか気にないます。
国家戦略に匹敵するほどの実力をGoogleがどのように管理運営するのか注目したいです。
この記事へのコメントはこちら