信託報酬の計算方法と投資信託の選び方を徹底検証

   2024/03/10

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 信託報酬の詳しい計算方法についてお答えします。

信託報酬は、投資信託の基準価格に信託報酬率をかけて、365日で割ったものが、1日あたりの信託報酬額になります。
基準価格とは、投資信託の時価資産残高のことです。

例えば、信託報酬率が0.5%で、基準価格が10万円の投資信託を保有している場合、1日あたりの信託報酬額は以下のようになります。

10万円×0.5%÷365日=約13.7円

このようにして計算した信託報酬額は、毎日基準価格から差し引かれます。

したがって、1年間で支払う信託報酬額は、以下のようになります。

13.7円×365日=約5000円

このようにして、自分が支払う信託報酬額を計算することができます。ただし、基準価格は毎日変動するので、実際に支払う金額は異なる場合があります。

 投資信託の選び方についてお答えします。

投資信託は、運用のプロにお金を預けて、さまざまな資産に分散投資することができる金融商品です。

しかし、投資信託には種類や特徴が多く、どれを選んだらいいか迷うこともあるでしょう。

そこで、投資信託を選ぶときに参考になるポイントをいくつか紹介します。

・まず、自分の目的やリスク許容度に合った投資信託を選ぶことが大切です。

例えば、長期的に安定した収益を目指すなら、株式よりも債券や不動産などの安定した資産に投資する投資信託がおすすめです。

逆に、短期的に高いリターンを狙うなら、株式や新興国などの変動の大きい資産に投資する投資信託が向いています。

・次に、手数料や信託報酬などのコストをチェックすることも重要です。

手数料は、投資信託を購入するときや売却するときに発生する費用で、一般的には0.5%~3%程度です。

信託報酬は、投資信託の運用にかかる費用で、一般的には0.1%~2%程度です。

これらのコストは、長期的に見ると投資成績に大きく影響するので、できるだけ低いものを選ぶことがおすすめです。

・また、投資信託の規模や歴史も参考にするとよいでしょう。

規模は、投資信託の純資産総額(基準価格×総口数)で表されます。

規模が大きいということは、多くの人が信頼して投資しているということであり、流動性や安定性も高いと言えます。

歴史は、投資信託が発売されてからの期間です。

歴史が長いということは、様々な市場環境で運用されてきたということであり、実績や経験が豊富であると言えます。

・最後に、ランキングや流行に惑わされずに、自分の判断で投資信託を選ぶことが大事です。

ランキングや流行はあくまで参考程度にしましょう。

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