家事・作業を全てアウトソーシングのメリットデメリット

   2021/09/30

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アウトソーシングとは、本質的には「時間をお金で買う」ことである。
まさに「時は金なり」という立場です。
時間の切り売りとは真逆の考え方だ。
アウトソーシングできるものは、アウトソーシングする。
これはとても大切な姿勢だと考えられます。
1時間100ドル稼ぐビジネスパーソンがタイピストを時給10ドルで仕事を与えるのはどうしてでしょうか?
たとえ、優秀なビジネスパートナよりもタイピングの能力が劣っていても仕事をふるほうが、ビジネスパーソンが重要な案件に集中できるから利益が多いからです。
この機会費用の観点からもアウトソーシングを上手に活用すると利益の最大化を図りやすいです。
とはいえ、全てにおいてアウトソーシングするのはリスクが伴うのも事実です。
アウトソーシングの請負先だったのに突然に辞められたときに対応できなくなる恐れもあります。
できるだけ、自前でもできる程度にしてリスクヘッジ体制を整備しておくほうが安心です。
単純作業やルーティンワークの80%ほどをアウトソーシングするならば、20%程度は、1割程度は自分で実践するほうが賢明かもしれません。
お金で解決できるものは積極的にしたらいいと思います。
また、時間を買うことができるものやサービスとして、テクノロジーで解決できるものも積極的に解決したらいいと思います。
家事時間が話題になっていましたが、食洗機や洗濯乾燥機をもしお使いでない場合はそれらを活用するだけでも随分と変わります。
最近では時短家電が人気を集めており、家事代行や宅配ボックスなどの需要も高まっています。
電化製品や他者などの仕組みにアウトソーシングすることができるようになりました。
自分の時間を最大化するために、他人に振ることや仕組み化することを徹底するのは悪い事ではないと思います。
食事は宅配サービスや外食やハウスキーパーにお願いする。
家政婦さんに家事をアウトソーシングする。
アイロンがけが必要なものはクリーニングに任せる配達も依頼する。
など、自分の時間を最大化するためのアウトソーシングであり、時間を買っているといえます。
資本主義社会という前提では、効率化を追求することの重要性は以前から知られたことです
一方で、価値観の多様化が以前に増してスピードアップしてきているのも事実です。
その買った時間が人生スケールで見たときには本当にペイするかが課題になっています。
例えば、料理も短期的に見れば「無駄」かも知れませんが、人生ずっと出前を取り続けられるだけの健康と経済を考慮すると、料理を趣味にするほうが長期的に賢い選択ともとらえられます。
つまり、作業や家事のすべてを外注するのは短絡的で、取捨選択する意識が大切でしょう。
何を優先するかによって違いが生じるでしょうが、人生トータルで複雑化していく中で、効率化だけの考え方は得策ではありません。

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