業務スーパーがIT化加速!ソフトバンクと連携し次世代型店舗を検証
業務スーパーを展開する神戸物産が、ソフトバンクと連携し、ITを駆使した「次世代型スーパー」の実験店舗を大阪市にオープンする。
店舗の運営を効率化するのがねらいで、効果を検証し、将来は他の店に広げていく意向です。
商品をスキャンすると、ショッピングカートの端末がおすすめレシピを提案するなど、興味深いです。
お客さんは買い物が便利で楽になり、店舗側はデータ分析が進もということでかなりメリットを感じられます。
入り口にタブレット端末がついたショッピングカートが並び、天井などには40台のカメラや通信端末が取り付けられている。
お客はカートの端末で商品のバーコードを読み込むと、商品の情報と並んでその商品を使った「おすすめレシピ」が示される。
商品と一緒によく買われている商品など紹介する。
今後はネット上で商品と一緒に検索されている「関連キーワード」なども端末上に表示し、関連する商品を幅広く案内できる機能もつける。
一般的な折り込みチラシと違い、より顧客の関心に合った商品を訴求するのが狙いです。
こうした機能は、ソフトバンクが開発したシステムを活用しています。
ネット上で集めたビッグデータや業務スーパーの販売データから、商品と一緒に買われる傾向がある商品をAI(人工知能)が分析する。
購入商品をすべて端末で読み取れば、買い物かごの中身の合計金額を計算できます。
お客は、端末のQRコードをセルフレジのスキャナーで読み取ることで簡単に支払いができる。
買い物後の決済時の時短になるし、カートにマイバック装着して商品選びながら入れると、商品を詰め替える時間も節約できます。
有人のレジに並ぶ必要がないため、会計にかかる時間短縮になりそうです。
全体のチェーンオペレーションを連携させる事が出来るかどうかが注目したいです。
基幹システムやPOSとシームレスにしながら、多店舗化できるコスト設計を作れるかも大切です。
業務スーパーはフランチャイズ(FC)が主流なので、店舗運営のデジタル化の横展開が多少困難になりそうです。
FCと本部のコスト負担やオペレーション拡大など、実装されていない実験は困難な傾向が高いです。
ただし、確実に検証結果が向上していれば、その後の拡大スピードは早いでしょう。
この記事へのコメントはこちら