紙袋有料化は便乗値上げ?レジ袋有料化と同様で儲け主義なのか
「レジ袋」の有料化が2020年7月に義務付けられて月日が経過しました。
しかし、衣料品店などでは「紙袋」も有料化するケースが増えています。
紙袋は有料化が義務付けられていない。
そのため、ネット上では「便乗値上げ?」「無料提供してほしい」といった声が上がっています。
一方で、紙袋はビニール袋に比べてコストがかかるといわれており、店側にとって、無料提供を続けるかどうかは難しい選択です。
紙袋の有料化は“便乗値上げ”なのでしょうか。それとも、やむを得ないことなのでしょうか。
アンケートの有効回答によると、「紙袋の有料化に賛成、反対?」という質問に対して(1)反対41.5%(2)賛成34.2%(3)どちらともいえない24.3%と「反対」が「賛成」を7ポイントほど上回りました。
有料化に反対する理由として、「紙袋まで有料はやり過ぎ」「環境保護という建前を掲げて儲けたい意図が感じられる」などの意見が寄せられました。
一方、賛成派からは「ごみ削減に効果高い」「資源節約と環境意識に貢献している」などの声が集まりました。
次に紙袋の有料化がレジ袋に合わせた便乗値上げを聞くと、「そう思う」が45.6%、「便乗値上げとは思わない」32.3%を10ポイント以上上回りました。
便乗値上げだと感じる人はその理由を、「有料化する理由を公表している店鋪がほぼ皆無」などの意見があります。
有料化に前向きな人は「紙袋もただではないのだから負担は仕方がない」「紙袋も環境問題や資源問題と関係あるから便乗値上げではない」などの回答があります。
紙袋の有料化は「便乗値上げ」に該当する行為なのでしょうか。
もともと無料でサービスしていたものをレジ袋有料化に乗っかってやめるのだから「便乗値上げ」ではないのか?
紙袋の方が費用がかかるということだが、これまではそれでも無料で提供していたんだし、有料化する納得できる理由を示さないといけない。
アンケート結果から、紙袋の有料化を便乗値上げだと感じている人が数多く存在することが分かりました。
今まで無料の紙袋は無理してたという意見がありますが、そのコストは商品代に入れているはずです。
そこも含めてコスト管理をしたり販売価格を決めていく必要があります。
これを考慮すると、今回のレジ袋有料化と紙袋有料化は便乗値上げに該当する。
その一方で、『便乗値上げだ』と言い切ることはできないのではないという意見があります。
多くの店舗では、コストが発生していた紙袋を客に対して無料で提供していました。
客が求める物やサービスを適正な対価で販売し、適正な利益を得ることが企業活動の目的です。
紙袋に関しても適正な対価で提供することが企業としての本来あるべき姿です。
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