人気洋菓子店が労基法違反!過労死ライン時間外労働、超過分未払いなど非難
人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」の運営会社(兵庫県三田市)が、「過労死ライン」を超える月100時間超の時間外労働をさせていた。
しかも、3年間に2度にわたって、伊丹労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受けていたのにも関わらず、1度目の勧告後、改善していなかったのが発覚した。
数十億円も稼いできた背景には、長時間労働が当たり前になっていたとは嘆かわしいです。
勧告は1月14日付と2018年1月15日付。
説明によると、労使の合意に基づき、時間外労働を「月100時間未満」と定めていた。
しかし、2018年の是正勧告で、製造や販売などで働く社員ら約100人のうち、なんと55人もの大勢が100時間を超える時間外労働をしていたと認定されました。
その後も改善しなかったとして2021今年1月に2度目の是正勧告を受けたという。
そもそも、50人以上の労働者がいれば産業医が専任されているはずです。
メンタルケアできない状態になってしまうし、医師と連携できないのは問題です。
また、疲労困憊していても、無理して仕事をするには交感神経が過剰に働きます。
その結果、血圧が極端にあがり、脳出血や心筋梗塞などに致死的な疾患に発展してしまう危険性が跳ね上がります。
さらに、社員ごとに固定残業代を支払った上で、所定の労働時間を超えた分を別に支払っていましたが、一部の社員に超過分を払っていなかったそうです。
これは支払い忘れていたとしても、明らかに大問題です。
労基からの1回目の是正勧告を無視したと受け取れる上に放置し続けたのは、有名人のカリスマパティシエの元で働けるという従業員の深層心理を利用したと非難を受けても仕方ないです。
師弟関係のある職人の世界は、仕事と修行の選別が判断しにくいです。
とはいえ、実績と評判高い有名店だからこそ、業界の手本になれるような労働時間や労働環境になれるのを期待しています。
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