Googleハイブリッド勤務の進展!新型コロナ前後のオフィス改革
Googleが初めてオフィスを持ったのは、シリコンバレーのガレージでした。
木挽き台に天板を乗せただけの机と椅子がひしめき合う、雑然とした社内環境でした。
創業から5年後の2003年、グーグルは「グーグルプレックス(Googleplex)」と呼ばれる広大なキャンパスに拠点を移転しました。
開放感のある個性的なこの空間は、革新的な職場がどのようなものかについての新たな基準を打ち立てた。
事業の成長ともに設備も充実し、食事、職場への送迎バスなどが無料になった。
オフィスを行き来するのも、会社の敷地で仕事するのも快適になっていました。
こうして「従業員への待遇」を見直し改善し続けているグーグルが、再びオフィス改革に挑戦しています。
新型コロナウィルスによるリモートワークに慣れて、常にオフィスで仕事を続けたくないと考えている従業員のために何ができるのかを考慮していた。
パンデミック後を見据えた職場づくりに取り組んでいます。
グーグルでは、オフィス勤務を再開するに前提として、従業員にワクチン接種を受けるよう促しています。
接種を義務にしていないとはいえ、何かしらのワクチン受ける受けないで仕事に支障が出るかもしれません。
再開後しばらくは、オフィスの内装に大きな変化はみられないかもしれない。
グーグルでは再開後に1年ほどで、世界各地のオフィスの新たなデザインを導入していく計画だそうです。
Googleが従業員を対象に実施した意識調査が興味深いです。
回答した約11万人の従業員の約70%がリモートワークについて「良い」、「良くない」が15%、「中立」が15%だったそうです。
アメリカの社員の中には、カルフォルニアなどの西海岸を離れて別の場所に移住した社員もいるそうです。
これでは完全な状態のオフィスに戻すのは難しい。
今後はオフィスと在宅勤務を組み合わせて業務遂行をしなければならないでしょう。
Googleは未来のオフィスの価値と機能を促進しています。
好きに自在に変えられるオフィスというコンセプトは興味あります。
自由に家具の配置換えができる個々のポッド、座席の配置換えにあわせて移動可能なダクトシステム、座席ごとの空調、バルーンウォールによる即席間仕切り…など。
広大なスペースを持つGoogleだからこそできる部分もあるでしょう。
しかし、他企業にとってもヒントになる部分があるのではないでしょう。
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