コロナ飲み薬は大丈夫?メルクのモルヌピラビルが日本供給の効果
製薬大手「メルク」は新型コロナウイルスの軽症患者向けの飲み薬を開発している。
メルクの日本法人の社長によると、日本国内でも承認申請の準備を進めて、年内の供給を目指す考えを示しました。
新型コロナワクチンの承認から、日本国内の臨床試験がなくても、米国で緊急使用許可されると、日本でも薬事承認されるようになっています。
メルクは、2021年10月1日、新型コロナウイルスの増殖を抑える軽症患者向けの飲み薬、「モルヌピラビル」について最終段階の治験で、患者の入院や死亡リスクを半減させる効果がみられたと発表した。
日本国内でも承認申請に向けて審査当局と協議を進めていることを明らかにしました。
承認が得られれば、国と契約を結び、必要な分量の薬を速やかに供給できるよう調整しているそうです。
承認申請を迅速に進め、年内の供給を目指す考えを示しました。
これまで日本で承認された新型コロナの軽症患者用の治療薬はいずれも点滴薬で、医師による管理が必要なため、自宅で服用できる飲み薬の開発が期待されていて、会社側では年内に「モルヌピラビル」を世界で1000万人分供給できるとしています。
2022年には製造体制を拡大し、2000万人分を供給できる見通しとのことで、期待が高まっている。
第6波を想定して流通体制を整えるのは悪くないです。
ただし、科学的根拠に基づいているのでしょうか?
モルヌピラビルの試験で示されたのは、重症化リスクのある人に対する予防効果であって、完治するまでの効き目を立証できていません。
不特定多数の誰でも効くのかわからない状態で、気軽に処方してもらって飲んでも良いとは限らないです。
もし承認されても副作用の危険を払拭できないとなると、適切でない処方ともいえます。
日本独自の臨床試験を実施していませんが、米国で緊急使用許可が得られれば、日本は正式承認するものとみられます。
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