グーグル個人情報保護強化!ターゲティング広告の限界と利用者保護の狭間
米Googleは2021年5月18日、検索やスマートフォンの基本ソフト(OS)で個人情報の保護を強化する新機能を発表して話題です。
検索履歴を消去する手間暇欠けなくて良いこと、、アプリ収集できる個人情報を制限できるようになりました。
オンライン形式で開いた開発者会議で明らかにした。
検索履歴は今までも削除できたが、過去15分間の検索履歴をワンタッチで削除できるようになった。
「Android」のスマートフォンOSの次期「12」では、アプリが位置情報やカメラ、マイクにアクセスしたかどうかが一覧で確認できるようになり、許可を取り消すことができる。
Androidのパーミッション履歴は評判良いです。
セキュリティソフトへのAPI提供があれば、Play Store上の隠れマルウェアの感染への防止に繋がります。
アップデートハイジャックで不正なapkに差し替えられたときも対応できそうです。
このプライバシーダッシュボードの流れは評価されるのも分かります。
利用者側が鮮明に自身の利用状況を認識しやすくなります。
サードパーティ側としては広告をパーソナライズしにくくなります。
広告効果が低下し、ターゲティング広告在庫が一段と難しくなるでしょう。
個人情報の開示するしないの決定を自分自身で取捨選択できる時代になってきています。
知られても構わない情報は提供と共有し、開示したくない情報は共有しなくて済みます。
今までは搾取され放題だった個人情報が自己判断で開示の可否を選べるのはとても良いでしょう。
過去にGoogleは何度か罰金を支払いならが広告収益を得てきたと言う声もあります。
今回はそれを改めて、自らがターゲディング広告のデータ集積を個人の意思表示を取りながら絞る姿勢を示しています。
グーグルが真剣に取り組んでいると思います。
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