コロナ禍の危機脱却の秘訣!銚子鉄道の経営哲学が話題
採算性の悪化に前社長の横領、東日本大震災、コロナ禍!何度も経営破たんのピンチにさらされてきた銚子電鉄は、「ぬれ煎餅(せんべい)」の販売など様々なアイデアを駆使して危機を乗り切ってきました。
崖っぷち経営には、コロナ禍の苦境の最中でも積極的に会社運営していく秘訣があるのでしょうか。
崖っぷちを楽しんでいるかのように笑顔な銚子電気鉄道株式会社の代表取締役 竹本勝紀さんが諦めない経営哲学が興味深いです。
銚子電鉄の名物といえば「ぬれ煎餅」です。
ぬれ煎餅の製造販売を始めたのが1995年なので、これは煎餅屋さんといえます。
テレビでも取材にきたりして評判となり、大ヒットしたそうです。
自社所有の煎餅工場をつくって、1998年にはぬれ煎餅の売上が鉄道運営の売上の2倍を超えました。
このぬれ煎餅ブームが落ち着いたところに、前社長の逮捕。
2005年以降に再びぬれ煎餅ブームが訪れた。
鉄道フェアやイベントで販売したり、自分でプレスリリースも書きました。
自腹で公式オンラインショップを立ち上げて、ネット注文も受注しました。
「ぬれ煎餅を買ってください」「電車の修理代を稼がないといけないんです」というキャッチコピーというより、悲痛な叫びを書き込んでいた。
この叫びがネットで話題になって注文殺到!
ぬれ煎餅だけで年間売上が4億2,000万円にもなったとは驚きます。
これで“煎餅屋”としての評価が完全に定着したそうです。
経営者は腹くくってリスク覚悟であれば何でもできる!
「まずい棒」のネーミングセンスも驚愕、チーズ味が鉄道運営の存続に貢献したのは面白いです。
そして数字から事実を受け入れて、諦めない基本姿勢で行動し続けて結果を出す。
経営者のみならず、国民一人ひとりが銚子鉄道から学べることが多いでしょう。
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