飛び級と落第させない?日本の教育改革が必要な裏事情化
文科省の中央教育審議会が令和の学校教育の在り方について審議していました。
答申をみると、令和の学校で実現すべき子どもの学びは、「個別最適な学び」と「協働的な学び」に分けられるとされている。
日本だと、大学でさえ授業に出てよほどサボったり成績が悪くなければ、4年で卒業できます。
18歳になったら高卒、22歳になったら大卒、大多数が同年齢で一斉就職というのは、社会の要請でもあったわけです。
新卒一括採用が望ましい、という企業は現在でも少なくはないそうです。
日本では、成人した大人でも中学校程度の数学や化学を理解していない割合がたくさんいます。
これは世界中の国も同様ですが、日本は理解している割合が高いのは初等中等教育が機能していると判断できるかもしれません。
勉強を習得してからでなければ、進級させたり卒業させるべきではないというのは一理あります。
ただし、それを行うと、18歳になっても中学校の授業内容にたどり着かない日本人があぶり出される可能性があります。
とはいえ、進度も理解度も生徒それぞれ違います。
飛び級、再履修をうまく取り入れてもよい時期なのかもしれません。
再履修については 単位制にすることにより、必要にある科目のみを対象にしてはどうだろうか?
飛び級は海外の事情もあるので、日本でもそろそろ実施しても良いのかもしれません。
学力が特定の分野で飛び抜ける子どもについては、別のプログラムを提供するべきかと思います。
日本の大学は国際的な標準と比べて極めて簡単に卒業できます。
「卒業研究」をとらずに座学のみで卒業出来る上に単位取得も簡単な大学が多いと言われています。
大学で能力を測ることはかなり難しい状況になっています。
実際、同じ大学でも、卒業のときに能力格差が大きいのが事実です。
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