Netflixサービス凄い!休眠アカウントに支払い継続と退会希望の確認メール
米Netflixは5月21日(現地時間)、一定期間アクセスしていないユーザーにメールでアカウントをキャンセルするかどうか確認し、反応がなければキャンセルすると発表した。サービスを使っていない人から料金を徴収したくないとしている。
入会後1年以上使っていないか、2年間使っていないユーザーが対象。メールとアプリ内で通知する。反応がなければサブスクリプションを自動的にキャンセルする。
キャンセル後、10カ月はプロフィールや視聴履歴などは保存しておくので、その間に気が変わって再加入する場合は簡単に復活できる。
こうした休眠ユーザーは全ユーザーの0.5%にも満たず、わずか数十万人で、既に業績予想に組み込んであるという。
日本の場合、Netflixにはお試し期間はなく、料金プランは月額800円、1200円、1800円の3種類だ。
入会したのに忘れている人や、パスワードが分からなくなって放置している人にとっては朗報だろう。
通常、休眠会員に対しては「寝た子を起こさない」という姿勢のサブスクサービス提供者が多い中、Netflixは休眠アカウントに継続の意思確認をし、意思表示がなければ自動的にメンバーシップをキャンセル。
対象がメンバー全体の0.5%に満たないのは驚きます。
休眠ユーザー率が0.5%に満たないからこそできるアクションであるということ。
そもそも休眠ユーザーが0.5%というのが凄い話です。
ユーザーフレンドリーの施策は顧客志向追求の企業ポリシーでもあり、自信のあらわれだと感じます。
休眠会員に維持コストがかかっていたり、アクティブ会員するのが課題となっている場合はなおさらです。
思い切って解約を促す必要性を感じます。
サービスは使ってもらって生活内でのシェアを高めるのが基本です。
大したロイヤルティもなく会員数だけ増やしているようなサービスは、危険だと思います。
他の動画配信サービスと違ってNetflixだけは、「あと○日でお試し期間が終了します」と知らせてくれて、解約手続もとてもスムーズでした。
解約を難しくしたり、解約ボタンを奥の階層の方へ置いているようなサービスが多いです。
某動画配信サービスはお試しを解約するのにてこずるので、Googleで「解約方法」を検索してようやく解約できました。
まっとうな商売でユーザーの信頼を得るのが、継続課金ビジネスの秘訣なのです。
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