イタリアでパスタ消滅?新型肺炎のコロナウイルス感染拡大でスーパー大混乱
新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい続けた結果、どうなったでしょうか?
中国や韓国、日本、シンガポールなどアジア圏で感染拡大していました。
しかし、ヨーロッパではイタリアの新型肺炎の感染者数が急増しました。
■バルやレストランを閉鎖
イタリア北部のロンバルディア州コドーニョに住む男性が呼吸器系の症状を訴えて病院を受診したところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
この男性の家族や友人、会社の同僚、仲間、通っていた居酒屋の常連客など、接触があったと思われる人々に対して検査を行ったところ感染者が見つかり、イタリア全土に大きな動揺が広がった。
この事態を受け、感染者が確認された11の自治体では、不要不急の外出を控えるよう呼びかけ、レストラン、公共施設など人の集まる施設を閉鎖した。
コンテ首相がウイルスの封じ込める手段を講じると発表し、感染者の見つかった自治体を隔離下に置くことを公表しました。
隔離した自治体につながる道路には検問が敷かれ、住民の出入りを原則禁止する措置が取られた。
■食料品などの求めて錯乱
感染者が確認されたコドーニョは、ミラノから50kmほどに位置しています。
イタリア国内ではその影響を懸念する声も少なくありません。
ミラノ市内のスーパーマーケットには封鎖を恐れた市民が食料品の買い占めに奔走した結果、商品棚から無くなる状態になってしまった。
特に保存食にもなる主食のパスタが完売するお店が続出してしまった。
肉や果物などの生鮮食品は購入できるが、小麦粉や消毒用アルコールや除菌スプレーやハンドソープなどがほぼ品切れになってしまう有様。
大学を含む州内のすべての学校は、オンラインで受けられる講義を除き、すべての教育活動が休止となっています。
染が確認された北部イタリアは、ミラノ、ヴェネチア、トリノなど世界的に有名な観光地エリアです。
そのため、観光産業の収益に多大な悪影響を及ぼすのは必至です。
ミラノでは、大聖堂(ドゥオモ)や美術館など、主要な観光施設の多くは閉鎖されて、イベント開催も原則禁止されたこともあります。
イタリアの新型コロナウイルス感染者数は一気に膨れ上がりました。
短期間で世界で感染者数が多い国となったため、国全体が
早い終息を祈ると共に、これ以上感染者が増えないよう自己防衛できることから始めることですよね。