若者が転職する理由!肩書より仕事の人生観が世代交代

   2023/01/12

Pocket

雇用した若手の社員がすぐに辞めてしまう会社が増えています。
それは彼らが仕事についていけないからでも、怠惰な性格だからでもないかもしれない。
当たり前の権利であるはずの有給休暇が取りづらい雰囲気、あるいは当然のごとく仕事に縛られた生活に疑問を持っている若者が多いのだ。
そんな“未知の考え方をする人たち”に対し、日本と同じ悩みをアメリカ企業も抱えているようだ。
今までになかった、ある意味で「夢のような」働き方を手にしようとする若者たちです。
ミレニアル世代とZ世代の生き方では、肩書きよりも、より良い職場環境を求める。
ベビーブーム世代が作った仕事観を書き換えているともいえます。
若者と接する仕事をしているとさまざまな気づきがあります。
まさに人生における「仕事のあり方」を追求し始めた世代だと言えるでしょう。
若くてそれなりに有能な人は肩書に縛られるのを嫌うことことが多く、普段は部下として指示に従っているように振る舞っていても、ある日突然退職を切り出します。
若者のリアルな会社に求める声を聞いて、「仕事で結果を出す前に、プライベートの時間を確保したいとか休みを取りたいとか、権利を主張だけするなんて!」という態度の人が多い会社は、もはや時代に取り残されてしまいます。
会社が改革しないと、どんどん有望株が抜けてしまい、会社が立ち行かなくなってしまいます。
一方で、若い人の転職先も、有能な人も芽が出ることなく終わってしまうことも多かったです。
会社の中では同じように過ごす中高年になるだけだと思います。社員の成長がない会社だらけになるのは恐ろしいです。
日本の”勤怠管理”や”時間管理”に関する労働法の前提が昭和のままで時代にミスマッチしているという意見があります。
企業が変えたくても管理の仕方がわからないというわけです。
そのため、今のままで現状維持というケースも多いです。
当面は先進的な企業主導でしょうが、労使がこのあたりをきちんと話し合って決めていくプロセスは重要だと思います。
近頃では多くの会社で夜何時以降はPCを使えなくしたりして、柔軟な働き方を出来ないようにしています。
これは会社が悪いのではなく、労働法が原因で仕方がないからです。
仕事の成果ではなく時間に対して賃金を払うという考えが根強すぎて、労働法の改定にもつながらず、いつまで経っても柔軟な働き方が出来ないです。欲しいのは「肩書き」ではない若者が次々に転職する本当の理由を検証します。人生における仕事の役割を理解した最初の世代かもしれません。

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

CAPTCHA