スティーブジョブズ凄い逸話!営業畑の社長を嫌う理由
故スティーブ・ジョブズは米アップルの共同創業者、iPhoneの生みの親として知られる。
生前、「営業出身の経営者はつまらない」と批判していた。
特にメーカーでは、社長になるべきは営業畑かエンジニア畑、という議論で盛り上がります。
ではどうしてジョブズはがそのように断言した理由が興味深いです。
■マイクロソフトのCEOを批判
マイクロソフトを仕切っているのは営業畑出身のスティーヴ・バルマーです。
米アップルの共同創業者としてiPhoneを生み出した経営者スティーブ・ジョブズは、ライバルIT企業の米マイクロソフトの最高経営責任者だったスティーヴ・バルマーの経歴を批判した。
作家ウォルター・アイザックソンの伝記『スティーブ・ジョブズ』(講談社)には痛烈なシーンが描かれている。
しかし、名言や逸話を残した伝説の経営者が、他社のマイクロソフトCEOを事例にしてこきおろすとは驚きます。
■必要なのはこだわり、新しい価値
製品を営業によって売り込むには、相手のニーズと製品が一致することを宣伝する必要がある。
顧客のニーズは、価格、性能かもしれない。
価格や性能を知っていることが製品を熟知しているとは断言できません。
開発の人間は、市場のニーズを吸い上げて新商品を開発しています。
しかしそれだけでは革新的な変化を生み出すことはできない。
独自の美意識、特定カテゴリーだけに伝えるこだわり、価値観の探求。
これらを前提にすることで、新しい商品サービスを生み出せるきっかけになります。
営業や開発であっても、ユーザーの喜びや不満解消して、世間に伝えられるかが課題だと思っている。
マーケティング戦略を駆使するだけの数字を探求するだけでは到底無理な話です。
革命に近いかたちで生み出した製品を入手した消費者たちの生活が、どのように変わるのかをイメージできる圧倒的な想像力が重要です。
新しい創造の世界を世の中に届けるのは簡単ではないとはいえ、ものすごい貢献とワクワクを生み出します。
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