Amazon Care誕生の背景!アマゾンがヘルスケア市場参入はGAFAM狙い
ヘルスケア市場2040年に米国だけで11兆8,000億ドルになるという意見もあります。
その巨大な市場を狙うGAFAMによる動きが今後一層活発化する可能性がある。
アマゾンは、遠隔ヘルスケアと訪問医療を提供する新サービス「Amazon Care」を米国内で開始しました。
グーグルやマイクロソフトといった、GAFAMはヘルスケア分野での動きが加速しています。
2022年2月、アマゾンは米国でヘルスケア事業「Amazon Care」を開始。
2019年に米アマゾン社員を対象に始めたパイロット事業を本格始動した。
Amazon Careとは、遠隔医療と訪問医療を提供する医療サービス。
利用者は、医師による遠隔コンサルテーションを受けられるほか、看護師の訪問によるコロナ検査やワクチン接種サービスを受けることができる。
アマゾンとしても既存の遠隔診療で儲かるとは考えてない。
今後に向けた足掛かりを作っている段階でしょう。
物理的な制約を受けない遠隔サービスは米国全土ですでに拡大中です。
一方、訪問サービスを利用できるのは限定されている。
8都市で展開していて、アマゾン本拠地のシアトル、他にはバルティモア、ボストン、ダラス、オースティン、ロサンゼルス、ワシントン、アーリントン。
2022年度内にはニューヨーク、サンフランシスコ、マイアミ、シカゴを含め20都市まで拡大する計画。
米国の遠隔医療サービスの拡大のカギとなるのが、法人顧客を取り込み、医療保険のネットワークを拡大することといわれている。
Amazon Careも、傘下のホールフーズや半導体企業Silicon Labs、人材会社TrueBlueなどを顧客として取り込んでいる。
ヘルスケアの中でも医薬品産業は主流であり、日本の医薬品創出数は、3位、化学合成医薬品は、世界で2位です。
これを活用しないのはもったいないです。
GAFAMやシリコンバレーだけが凄いと言えないです。
医薬品開発は、ボストンが中心地ですし、ボストンには、病院や大学を中心としたエコシステムが成立し、医薬品や医療機器の産業が成熟しました。
GAFAMだけがヘルスケア事業に躍動するわけでありません。
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