ワークマン経営戦略に賛美!ユニクロ・GAP・Amazonに勝つ発想力

 

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国内で最も勢いがある「アパレルブランド」と言っても過言ではないだろう。
ワークマン。作業服で圧倒的なマーケットシェアを握る職人向けの専門店だ。
今年8月にはJPX日経400の銘柄に新規採用されてましたし、今ノリに乗っているブランドだ。
おしゃれで、低価格でありながら高機能、と最近取り上げられることが多くなったワークマン。
ワークマンのプライベートブランドはどのようにして、作られているのか興味深いです。
カインズのベイシアグループなのはあまりご存知ないかもしれません。
原価率64%という数字にも驚きます。
アパレルビジネスの一般論からすれば驚異的な水準でやっていけるとはスゴイです。
50%を越えているのも高いという印象をうけます。
人件費や家賃などの経費を踏まえると、事業がなりたって経営できるなんて信じがたいです。
作業服市場でシェア85%を取りきった後の成長戦略はとても参考になります。
ターゲットの見直し、PB商品を改良しながら、出店戦略の見直しなどロジカルで斬新な展開です。
同じ機能を持つものでも、異なる角度から捉えて、デザイン表現して伝える。
それだけで顧客の受け取り方は変わるし、顧客が感じる新しい価値を生み出しているのでしょう。
アウトドア・スポーツウェアは海外ブランドが多く、サイズが合わなかったり、高価なので探すのが大変です。
ブランドや機能性に大きなこだわりがないとなおさらです。
一方で、ユニクロやGAPのスポーツウェアだとシンプルすぎて物足りない人もいるわけです。
この絶妙な顧客心理を徹底的にマーケティング分析して結果、ライトユーザーの要望に応えることができたのでしょう。
しかも、5年サイクルで商品開発というのは、アパレル業界では稀です。
作業服というトレンドに左右されにくいジャンルだから可能だったのでしょう。
データベースマーケティングの実践してきて経験値を高めてきたのは素晴らしいです。
1年目にトライアルで小ロット作り、その売れ行きで調査しながら、統計分析を駆使して2年目以降の経営戦略を立てるそうです。
需要と供給のバランスを徹底分析するわけです。
これを5年目まで継続できる実績とノウハウを構築しているのは強みとなるでしょう。

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