京都式経営・京都経済圏が起業家育成と成功する理由
京都は確かに市場規模が小さいにも関わらず、他の地域から引っ越してきて起業する人がたくさんいます。
他府県だけでなく、外国人も起業しています。
土地自体に憧れる人が多く、かつ市場規模が小さいので比較的ゆるい起業が少なくないです。
京都内だけで仕事をしようとすると、どうしても同じコミュニティでぐるぐる仕事を回すことが頻繁になりやすいです。
そのため、会社を拡大しようと思えば、外に出て営業する必要があります。
100年単位の老舗と他府県国外から来た起業家。
一見さんお断りの人と、外に飛び出そうとする人。
伝統と改革。
相反するものが共存し、絶妙なバランスを保っている京都は興味深いです。
任天堂、京セラ、島津製作所、ローム、村田製作所、オムロン、日本電産、ワコール…。
改めてみてみると、京都式経営や京都経済圏はもっと世界から注目されてもいいでしょう。
日本一は東京に任せておき世界一であろうとする内に秘めた気概を持つ人や会社が多い。
「京都式経営」というのは聞き慣れませんが、職人気質があるからこそ、自分たちの仕事に確かな誇りを持っています。
国内で売れなかったから商品を改良仕様でなくて、海外に販売することになります。
失敗から学ぶも許せるのが京都式経営というのは素晴らしいです。
失敗をしたことがないと、失敗はより避けるべきものとなり、こだわりよりも成功が優先されてしまい、その結果当たり障りのないものが出来上がりやすいです。
外へ行く、失敗から学ぶ、人財へ投資する。
このことが、歴史的に狭い商いの場、多数の能力が集まった京都で培われてきたのだと思いました。
減点評価の廃止は斬新です。
日本文化はミスに厳しく、多くの日本企業で失敗を恐れることが新しい価値観、変革を起こすことの障害にになっているでしょう。
人財が自由に価値を発揮できるように、失敗は良い教訓になりのをどこで知れるかが成長のカギだと思います。
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