キャンプ場有料化のメリット!苦情激減とマナー改善などでオーバーツーリズム解消に
キャンプブームによって無料キャンプ場に客が殺到し、ごみの放置や騒音を引き起こす「オーバーツーリズム」(観光公害)が深刻化している。
そこで、地元企業と自治体が協力して、キャンプ場の有料化に踏み切るケースが相次いでいる。
某県の観光・エコツーリズム推進課の担当者によると、来場客の目に余る行動に、近隣住民から多くの苦情が殺到しているそうです。
同市の河原はBBQなどが楽しめる無料のキャンプ場として人気が高かったが、来場客のマナー違反が目立つようになったという。
「大声で騒ぐ」「喧嘩が横行」「ゴミを埋めて帰宅」「音量すごくて音楽を流す」「迷惑駐車」などが多発していたという。
近隣住民からの相次ぐクレームを受け、「火気使用等(BBQなど)に関する予約・有料化実証実験」を実施した。
具体的には、河原に有料スペースを設置して、利用はネット予約制を導入しました。
利用人数は1日上限500人とし、利用料金は美化などの費用に充てるため、1人1000円(小学生以下は無料)に設定。
この結果、無料だった前年同期から4分の1程度に減少。
近隣住民からも「マナーがよくなった」「騒がしくなくなった」との声が寄せられたという。
持続可能なまちづくに向けた公共施設マネジメントや、官民連携の施策に関するコンサルティングによって、民間の知見を生かしながら、有料化にかかるオペレーションを整備してきた。
同観光協会が運営の主体となり、有料化の本格導入に向けた準備を進めていくという。
そもそも、山岳や河川敷や山林であろうと誰かの財産です。
有料と無料という観点はおいておいて、どのキャンプ場であっても守るべきルールがあります。
使用料の有無に関わらず、自然環境の対して大人が子どもの見本になれるほどの振る舞いの哲学を実践してほしいです。
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