富士山の世界文化遺産登録が遅れた理由の秘密

 

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世界遺産登録が決まった翌2013年6月23日、富士山の「五合目」や三保の松原に大勢に観光客が殺到したそうです。
富士登山できない山開き前に、ゴールデンウィークや夏休み以上の人混みは異常だと思います。
歓喜の渦がひしめく一方で、富士山をわざわざ世界遺産にする必要があったのか?という議論があります。
富士山は遠くから眺めると、誰も文句の付け所がないほど優美で美しいです。
世界遺産に値する程の景観と雄大さを備わっているけど、
世界各地には富士登山に同等やそれ以上の眺望を得られる山々があるそうです。
また、富士登山実際に登ると驚くほど汚いです。
当眼の美しさと近場の汚れというギャップが非常に激しいという理由で、世界遺産登録が伸びに伸びていました。
静岡県や山梨県などの県民ボランティアや野口健さん等の著名人と全国の有志がたびたび集結して、富士山清掃登山を何度も企画して美しい富士のすそのを保全してきました。
その努力は尊いし素晴しいです。
ごみ問題に他には、富士山のすその周辺では自衛隊の駐屯基地があって、銃声や大砲の音、軍事訓練も世界遺産にふさわしくない原因として考えられてきました。
そもそも富士登山を世界遺産にしないメリットも大きと多いと感じる人も多いです。
国内も海外からも多くの観光客や登山者がやってきます。
世界遺産に登録しなくても富士山の名声は揺るがないはずです。
自然保護を目的にして入山料を請求して人数制限をしたいなら、世界遺産認定をしないほうが賢明なのは明白です。
どうしても人間のエゴや私利私欲を感じてしまいます。
周辺地域の町おこし村おこしや国内外からの観光客誘致のために、富士山を利用したい」
「世界的にもある程度は有名とはいえ、何が何でも国際的な「お墨付き」が欲しい」
「日本を代表する山!象徴の山なので、世界遺産にしたい」
「富士山ご当地グッズや銘菓を販売して、経済効果を狙いたい」
「富士周辺地域の観光スポットやレアスポットの評判をあげたい」
など、純粋に富士山を愛してやまない人にとっては大迷惑な事態になりそうです。
今回の世界遺産登録のメリットとデメリットを精査するのは、今の段階では難しいです。
ただし、ひとつだけいることは、世界遺産に認定されなければ、普遍的に重要な財産に値しないという風潮は間違っていると感じます。
地元関係者は歓喜に沸いていますが、果たして世界遺産にする必要があったのでしょう?

その答えは今後の経過を見守りましょう。

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