ガストなど大量閉店!円安メニュー値上げでも赤字と業績悪化
外食大手のすかいらーくホールディングス(HD)は2022年8月12日、ファミリーレストラン「ガスト」「ステーキガスト」などの約100店舗を閉店すると発表した。
郊外型の店舗を中心に、不採算店舗を閉店することが話題になりました。
食品や日用品の値上げが止まらない時節、外食を敬遠する人が増えているのも影響しているようです。
幹線道路沿いなどの地方都市を中心に売り上げが激減しています。
谷真会長兼社長は「コスト上昇が悪化した」と述べ、ガストや「バーミヤン」では10月にメニューの値上げをすることも明らかにした
同日発表した2022年6月中間連結決算(国際会計基準)では、コロナ禍の長期化の影響などで最終利益が27億円の赤字となった。
円安などの影響で食材の調達コストや人件費も上昇していることから、22年12月期の業績見通しも下方修正した。
その内容として、最終利益は2月時点の40億円の黒字から20億円の赤字とした。
値上げラッシュは食品、エネルギーなどに集中しているため、不要不急とされる支出を抑えるのは仕方がないでしょう。
これまでの値上げは初動に過ぎず、食品に関しては秋から本格的な値上げ予定が既に公表されています。
こうした際、外食はいち早く削減対象となるのは当然です。
所得水準の低い地方などでは想定内ですから、すかいらーくの判断は妥当であり、損失の垂れ流しを予防するための前向きな経営判断だと受け取れます。
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