プーチン構想の崩壊と執念!ウクライナ軍事侵攻のロシア帝国復興と裏事情
プーチン大統領はウクライナに覚悟と執念を露呈しました。
プーチンの思考回路には「ロシア帝国の復興」という誇大妄想がうごめいているかのように感じます。
ロシア国営通信から誤配信された内容がそれを物語っていました。
軍事侵攻が始まった2日後の2月26日、戦勝祝う大本営発表が、世間に流れてしまった。
「ロシアの侵攻と新世界の到来」(Наступление России и нового мира)とテーマの記事は、即座に削除されたが、SNS上で拡散してしまった。
この内容には、プーチンの願望、歴史観念、未来志向が詰まっている。
ロシアやロシア人とは、何なのか。プーチン指導によるウクライナに対する軍事侵攻が開始されてから、ロシアへの問いかけや不信感がさらに濃厚になって議論されるようになりました。
軍事侵攻の2日後、ロシア戦勝を伝える大本営発表記事が、ロシア国営通信から「誤配信」される事故が発生しました。
プーチン思想を知る上で極めて興味深い内容です。
プーチンは開戦後の演説で、大半を自身の歴史観ついて述べていました。
ウクライナはレーニンによって作られた国家であり、ロシアとウクライナは一体としてロシア国家であるべきだと主張しました。
プーチンのウクライナ侵攻を、ウクライナが受け入れていたら、大本営発表通りになっていた可能性が高いかもしれません。
ただし、ウクライナは徹底抗戦して抵抗したので、プーチンの構想は崩壊しました。
このシナリオはプーチンの想定外だったでしょう。
軍事力による抑え込む選択しかないとはなんとも理不尽極まりない。
国際秩序に不満をもっていて、自ら覇権を握るうえにロシア帝国の復活を望む場合、力でねじ伏せるほうが手っ取り早いと考えるのは旧来型すぎます。
プーチンは戦略的な落とし所を見失っているように見えます。
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