メタバース歴史と普及いつ?MicrosoftとFacebookのバーチャル会議がポイント
メタバース(Metaverse)というのはいつ誕生したのでしょうか?
アメリカの作家ニール・スティーヴンスンのSF小説『スノウ・クラッシュ』で、人間がアバターという分身に化けてネット上に構築された仮想空間でコミュニケーションや行動していました。
「Meta」と「Universe」から合成して「Metaverse」と呼んだことが始まりとされている。
基本的には、インターネット上に展開される仮想スペースにアバターという自分自身の化身となるキャラクターになりきって、他のユーザーとコミュニケーションする事を「メタバース」と呼んでいる。
SFの世界ではメタバースの概念は一般的で、前出のスノウ・クラッシュの他にも、さまざまな作品に登場する。
日本でも映画「サマーウォーズ」(2009年)で「仮想世界OZ」として登場し、その仮想世界で大活躍する様子が描かれていた。
メタバース、つまり、アバターでコミュニケーションできるネット上の環境という意味に収束しそうです。
2次元(PCやスマホの画面)にとどまっていた物理世界とデジタルワールドのコミュニケーションが、3次元などの高次元のコミュニケーションできていく必要性が浮き彫りになっている最中に、メタバースの需要が高まっています。
また、描画能力や通信速度、スキャンやセンシングなどの技術力アップによって、高いレベルのコミュニケーションに必要なテクノロジーに届くほどの環境が整ったといえます。
デジタル世界を経由するコミュニケーションのチャンネルが高次で洗練されていくことは同時に、
デジタル世界で扱えるチャンネルが増えていて、新しいコミュニケーション価値も持ち始めます。
編集可能ということは、「フェイク」が可能になることです。
情報量の増加に関してある程度のフェイクニュースが不可避になることとパラレルでもある。
人はチャンネルや場面、世界ごとにユーザーの名前や外見、性格やストーリーまでも、様々なシームレスに変化させていくことが当然になります。
個人、価値のあり方に最適化したコミュニケーションプラットフォームは、現実世界よりもメタバースのほうが理にかなうようなときが、予想よりもの早く訪れるかもしれません。
MicrosoftやFacebookの参入で話題になっていますが、バーチャル(メタバース)会議が、メタバース普及の皮切りになるならば今後の進展に期待したいです。
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