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東京五輪のボクシング女子フェザー級で入江聖奈が金メダルを獲得した。

日本ボクシング連盟の内田貞信会長は、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」で放送された番組内で、野球評論家の張本勲氏が女性ボクサーを揶揄（やゆ）した発言に対し、抗議文を送っていたことを明らかにした。

　番組では、張本氏が「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな？

嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」とコメントしていた。

　内田会長は番組に対して抗議文を発送したそうです。

「ボクシングを愛している方々のためにも、女性ボクサーを誤解されたくないため、抗議文を出した」という内容とのこと。

張本勲氏に対しては「もう少し理解をもって女性ボクサーを見てもらいたい。

入江選手、銅メダル獲得の並木月海選手も礼儀正しく、女性らしい人格を持った選手です。

だれに対しても模範となる女性であります。

サンデーモーニングさんには、スポーツの楽しさや価値観を伝えていただけるようお願いしたい」と苦言を呈した。

　ボクシングが殴り合いという常識は古すぎる。

現代ボクシングでは、スポーツ科学と技術が進化していて、打たれないで勝つのが常套です。

殴り合いのファイティングは派手でインパクトあるが、ダメージ蓄積する上に選手寿命にも悪影響をあたえる。

世界のトップボクサーはディフェンス技術を磨いて、ダメージを極力もらわないボクサーが一般的です。

アマチュアボクシングの採点基準として、パンチをもらわない技術は評価対象になります。

これだけ失言が続くと本人の問題だけでなく、TBS側が相当にズレている。

失言や炎上狙いで視聴UPを図って起用しているとしか考えられない。

番組でコメンテーターの発言で、ボクシングのイメージを壊すのは許されないでしょう。

真剣にボクシングに打ち込んでいるすべての男女のボクサーを侮辱しているに等しい発言するのはダメです。

女子スポーツに対する差別・偏見だと言われれば、差別・偏見に該当するのも当然と言えはそのとおりでしょう。

ボクシングを殴り合いだと見下している時点でスポーツコメンテーターとして相応しいという意見もあります。